じゅわっとジューシーなナスの揚げ浸しに挑戦!
今回作ったのは、BS-TBS『噂の!東京マガジン』で、料理人・荏原正典さんが紹介した「ナスの揚げ浸し」です。
プロの和食料理人の技術を習得するチャンス!と、張り切って挑戦してみました。
たっぷりの油を使うナスの揚げ浸しを、あっさりと仕上げるテクニックは要チェックですよ。
荏原正典さん「ナスの揚げ浸し」の作り方
材料(2人分)
・ナス…4本
・オクラ…2〜4本
【A】
・かつおだし…400ml
・薄口しょうゆ…大さじ3
・みりん…大さじ2
・砂糖…小さじ1
・鷹の爪…少々
・大根おろし…適量
・おろししょうが…適量
作り方①つゆを作る
鍋に【A】を入れて煮立てます。ひと煮立ちさせたら、火を止めておきましょう。
作り方②ナスを切る
ヘタを取ったナスを横半分にカットします。
ヘタの先を取ってガクをむいたオクラと一緒に水に2〜3分さらしてアク抜きをしましょう。
ナスは、油で揚げると縮むうえに風味が逃げてしまうので、大きめにカットするのがポイントだそう。
私の用意したナスは、番組内で使っていたものよりもずいぶん大きかったので、3等分と4等分にカットしました。
作り方③ナスとオクラを揚げる
ナスとオクラの水気をよく取ったら、180℃の油でナスを2分ほど素揚げします。ナスの表面がこんがりときつね色になったらバットに取り出しましょう。
オクラも、30秒ほど素揚げしたらバットに取り出しておきます。
作り方④ナスとオクラの油を落とす
揚げたナスとオクラに熱湯(分量外) をかけて、余分な油を落としましょう。
熱湯をかけることで、夏向きのさっぱりとした味わいに仕上がるんだとか。またそれだけではなく、油のコーティングが落ちるので味が染み込みやすくなるそうです。
作り方⑤ナスとオクラをつゆに漬けて冷やす
①で作ったつゆ、ナスとオクラを保存容器に入れてください。
冷蔵庫に入れて2〜3時間冷やしたら、皿に盛り付けます。大根おろしとおろししょうがを添えて完成。
【実食】家が料亭に!?ひたひたのナスを食べてみた!
さっそく食べてみたところ……お、美味しい。美味しすぎます。
ほんのり甘みのある上品なつゆが染みたナスは、どこかほっとする味わいでお箸が止まりません。
番組にならってナスをちょこっと盛りにしましたが、一体何度おかわりをすれば良いのでしょうか。わんこそばシステムを採用して、どんどん食べたいですね。
かつおだしの効いたつゆが美味しすぎて、他の野菜もどんどん放り込みたい衝動にかられます……が!欲張らずに2種の野菜にとどめることが、乙ってやつなのでしょう。
ナスといえば、油を際限なく吸うことで有名な野菜。冷やすことで油が固まりそうだと予想していましたが、心配ご無用でした。
普段の揚げ浸しよりも、かなりあっさり!
お湯をかけるひと手間のおかげで、余分な油を落とすことができたようです。
大根おろしのさっぱりとした味わいと、おろししょうがの爽やかな風味も良い仕事をしています。
それにしても、荏原さんの言うとおりナスを大きめに切って大正解。
箸で持ち上げるとずっしりと重みを感じるナスには、旨みがしっかりと閉じ込められています。
そうめんのトッピングにも◎
ナスの揚げ浸しを、そうめんにのせて食べるのもおすすめとのことで、試してみました!
いつものそうめんが、一気に豪華に。
そうめんを単品で食べるときに感じる、満たされない気持ちと、野菜不足の罪悪感を解消できました。
エアコンの効いた部屋で、大根おろしの絡んだそうめんをつるつるっと食べれば、夏の暑さも吹き飛ばせそうですね(それは9割エアコンのおかげかも)。
コツさえ押さえればナスの揚げ浸しがランクアップ!
今回ご紹介した「ナスの揚げ浸し」は、プロが実践する料理のコツが詰まったレシピです。
ナスを大きめに切ることと、揚げた野菜にお湯をかけることで、いつもより格段に美味しくなりますよ。
旬のナスとオクラを使って、ぜひ作ってみてくださいね!