義兄の最低な行動
義兄は義実家に住んでおり、私たちが義実家に帰ったときには娘との距離を縮めようと毎回おもちゃを用意してくれています。しかし娘は義兄が近づくだけでギャン泣き……!
会うたびに泣く様子が面白いと感じたのか、次第に義兄はわざと変顔をしたり大きな声を出したりして、娘を泣かせるように。それまで口を出してこなかった私は義兄に「娘ちゃんが泣いているから、やめてもらっていい?」とビシッと注意。私に注意されると思っていなかったのか義兄はびっくりした表情をします。そして「ごめん、あまりに懐いてくれないから……いじわるしてしまったよ」と謝ってくれました。娘にも「ごめんね」と謝ってくれ、義兄は娘をわざと泣かせることはなくなります。
その後、私たちが訪問するときは、変わらずおもちゃを用意してくれ「一緒に遊ぼう!」とめげずに娘に笑顔で接してくれていました。私たちも「お兄ちゃんははやさしくて、ママたちも大好きなんだよ」と伝えることに。するとだんだん娘のギャン泣きが少し泣く程度に、次には少し会話が出来るようにと徐々に変わっていきました。それから2年後、あんなに泣いていたのに今では義兄が大好きな娘。義兄も、遊んでほしいという娘の要望に全力で応えてくれています。
義兄の面白がって泣かせてしまう行動は許せるものではなかったので、あのとき思い切って注意してよかったと思いました。相手が本音を言いにくい義理の家族であっても、娘に悪影響があることに関してははっきり「やめてほしい」と言うことが大切だと感じた出来事です。
作画/ひのっしー
著者:加藤さやか
4歳の娘と夫と3人暮らし。家事育児に追われるなか、唯一の楽しみは、娘の寝かしつけが終わったあとのK-POPアイドルの動画鑑賞。