危ない!そのおもちゃはあげないで!
ある日、義母が「この猫ちゃんで遊んでね」と本物の猫にそっくりなぬいぐるみロボットを娘に買ってきました。ロボットにおしゃぶりをくわえさせると目を閉じて眠ったり、おなかをくすぐると笑ったりするのですが、付属のおしゃぶりは3cmほどと小さく、生後6カ月の娘が誤飲してしまうかもしれません。また、まぶたの部分は硬い素材でできていて、娘の小さな指が挟まれてしまいそうで心配です。説明書を見ると、対象年齢は3歳。義母に「素敵なおもちゃをありがとうございます! でも娘にはまだ早いので、もっと大きくなってから遊ばせますね」と言って片づけました。義母は「あら、そう?」と少し残念そうだったのですが、その場では私の言葉に納得してくれたようです。
しかし、少し目を離したすきに、義母が娘にロボットを与えようとしているのを目撃! 慌てて「お義母さん! 娘にはまだ早いんです!」と止めに入ろうとすると、義母は私を制し「嫁ちゃんねぇ……。もっと孫ちゃんのことよく見ないと。親がなんでもダメダメ言ってると、興味関心を伸ばしてあげられないのよ?」としたり顔。私がイラッとして言葉を失っていると、娘はロボットに一切興味を示すことなく、ハイハイでロボットを踏んづけ、乗り越えていきました。義母は娘の反応にガッカリ……。その後、義母にロボットの造りが生後6カ月の娘には危険だということを改めて詳しく説明すると、今度こそ納得してくれました。
「もっと大きくなってから」とだけ伝えて、理由を詳しく言わなかったことを反省。娘がたまたま興味を示さなかったからよかったものの、私が気づかないうちに義母が与えて遊んでいたらと思うとゾッとします。今後は、納得してほしいことがあったら詳しく理由を添えて伝えていこうと思った出来事です。
直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲する可能性があるため、赤ちゃんや小さなお子さんには渡さないようにしてください。お子さんのお世話を頼む相手にも、危険性を伝えて与えないようお願いするとよいでしょう。
作画/yoichigo
著者:村井あずき
音が鳴るおもちゃが大好きな生後6カ月の女の子を育てる20代のママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。