義母が娘に差し出したものは…
義母が差し出してきたのは、表面に大きく「1歳から」と書かれたぶどうゼリー。ご丁寧に器とスプーンまで用意されていたため、断りづらい雰囲気に。仕方なく私はぶどうゼリーを器へ移しました。
「気に入ってくれるとうれしいわ」と言って義母と義父と夫が何かの用事でリビングの方に移動したので、そのすきに私がぶどうゼリーをもぐもぐ。帰ってきた義母は「あら、全部食べちゃったの!? そんなにおいしかったのかしら」と大喜びしていたので、私はあいまいに笑ってその場をやり過ごしました。
義母に悪気はないことはわかっていたので、後日夫から「これから義実家に行くときはおやつは持参する」と伝えてもらいました。
当時娘の離乳食を始めたばかりだったこともあり、アレルギーや適切な月齢などに敏感だった私。冷静に考えれば、義母に「1歳からと書いてあるからまだ娘にはあげられない」と説明するのがベストだったと思います。けれどもこのときはとっさのことで、つい自分が食べて、娘が食べたことにしてしまったのです。娘に食べさせなかったこと自体はよかったと思っているのですが、方法がよくなかった気がして反省しています。
今後はおやつは持参しますが、同じようなことが起こるかもしれません。対策として、義母には、今こんな風に離乳食を進めていますという話をこちらからしてみようかなと思っています。
※離乳食は子どもの口や胃腸の発達に応じて与える必要があり、まだ与えてはいけない時期の物を与えると誤飲や胃腸への負担になりかねないので、その時期にあった食材・硬さの物を与えましょう。
イラスト/きりぷち
著者:坂口まみこ
ちょっと育児に慣れてきた新米ママ。8カ月の娘を溺愛中。