増えていくLINE友だちとLINEグループ
スマホ持ち込みOKの小学校に通う長女の周りでは、3~4年生にかけてスマホを持参する子どもが急増しました。最初は個人的なLINEのやり取りや、仲良しグループでのやり取りを楽しんでいた長女でしたが、徐々に関係性が薄い友だちともLINEを交換するようになりました。
LINEグループで近況報告から始まったトラブル
とあるLINEグループでは、友だち同士で頻繁に近況報告をするようになりました。最初のうちは「映画を見た」とか「お菓子を食べた」とか、かわいい話題だったようですが、ある子が「海外旅行をした」ことを自慢気に報告すると、状況は一変!
学校にはいろいろな家庭の子が集まるわけですから、家族旅行のスケールもそれぞれ。みんなが長期休暇に外国へ行けるわけではありません。長女をはじめ、多くの子たちが海外旅行に行った友だちをうらやみ、言い方に腹を立てている子もいたようです。
長女に伝えたこと
自分が経験できないことをうらやましがる、長女の気持ちもよくわかります。しかし、いくら他人をうらやましく思っても、これからの時代、それをスルーする能力を身につけてほしいと思いました。
なぜならSNSには有益な情報もありますが、一方で自慢話も多く見受けられると思うからです。自慢話のつもりではないものでも、きらびやかな日常を見ることが多く、人をうらやむのは簡単に思います。
私はあえて長女に、SNSにはそのような特徴もあるから上手に付き合う必要があることを説明しました。そして長女には人をうらやんだり、人に何かを自慢したりするのではなく、さまざまな経験を積み重ねて、確かな自信を身につけてほしいと伝えたのです。
長女はまだ小学生ですから、LINEを見てうらやましいと思う気持ちはそう簡単には消えません。ただ、自慢や伝え方で友だちを失っていく子を目の当たりにして、SNSでの伝え方について、怖さがあることは実感したようです。子どもたちにはSNSとうまく付き合って、成長していってほしいと感じました。
著者:大野肉美/40代女性/2015年、2019年生まれの女の子のアラフォー母。育児の傍ら在宅ワークをおこなう。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)