両家の親が青ざめた、赤ちゃんの名付け
おなかの赤ちゃんが男の子だとわかったときから、夫と私はワクワクしながらも真剣に子どもの名前を考えはじめました。初孫を喜ぶ私の両親と義理の両親。食事会で「どんな名前にするつもりなの?」と聞かれ、私は「名字とのバランス、画数も考えて『愛』という漢字を入れるつもりなんです!」と答えました。
すると、両方の両親から「男なのに名前に『愛』なんて変だ!」と猛反対されたのです。あまりに激しく反対されたので、夫が「じゃあ、『藍』という漢字にして……」と言い出すと、「そもそも男の子に『あい』というのがふさわしくない」と言われたのです。
食事会の後、夫と私はとても落ち込んで、再度名前を考え始めました。2人でたくさん考えて決めた名前だったのに……。結局、長男は『あい』のつかない別の名前にすることに。
長男につけた名前も気に入っていますが、なぜ子どもの親である私たちが名前を決められないんだろうととても腹立たしく感じた出来事でした。
ただ、大切なわが子の名前。実の両親にも義両親にも素敵な名前だと思ってもらえた方が子どももうれしいはずです。妊娠中の時点で両家の反応がわかったのはある意味よかったのかもしれないと、今は前向きに考えています。
著者:菅田若菜/19歳、16歳、10歳の子どもを持つ母。パートで働いていて、K-POPにハマっている。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)