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生理が受け入れられない。性教育を受けた小5の私が抱いた気持ちとは?

私が生理について知ったのは小学5年生のとき。授業で経血が出るしくみ、生理用品についてなど説明してもらい、先生からナプキンが配布されました。しかし、私はそのナプキンを捨ててしまいました。なぜかというと……。

配られたナプキンを…

小学5年生のとき、学校で生理の授業がありました。これまで無縁だった「生理」。授業で先生から「なぜ血が出るのか」、生理用品にはナプキンやタンポンがあることなど……を説明されたとき、急に「自分ごととして捉えなくてはいけないこと」と言われた気がしてしまいました。そして、情報の多さにパンクし、「いきなり生理を受け止めろと言われても……無理!」と、生理に対して拒絶反応を起こしてしまって……。授業で生理用ナプキンが配られましたが、私は配られたナプキンを教室のゴミ箱に捨ててしまったのです。

 

それから数日経った、体育の授業中のこと。体を動かしていると、下半身にドロリとした不快な感覚が……。そう、生理がきてしまったのです。すぐ異変に気づいてトイレに駆け込むとあのとき説明を受けた状況と同じでした。

 

しかし、ナプキンは持っていませんし、激しくおなかが痛み、トイレから身動きがとれなくなってしまって……。

 

なかなかトイレから帰ってこない私を心配した友人が、先生を呼んできてくれ、私は事情を説明。先生からナプキンを貸してもらい、私はトイレから出ることができたのでした。

 

授業を受けた際は生理が受け止められなかった私ですが、初潮を迎え、何度か生理を経験するうちに生理の理解も深まり、自然と受け止められるようになりました。「あのときナプキンを捨てていなかったら、初潮のときここまで焦ることはなかったのかも」なんて、今でも考えてしまいます。この経験があったからなのか、今は、いざというときのために最低でも1つはナプキンをバッグに忍ばせています。


著者:桃山華子/20代女性・結婚1年目の新婚主婦。2024年、かわいい女の子に恵まれました!
イラスト:Ru

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)

 

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