それは私じゃない!
チヒロさんは、嫌がらせをする犯人を突き止めるため、警察に行くつもりだと夫に伝えます。しかし、夫はなぜかいい顔をしません……。実は、一連の出来事について、まだちゃんと上司であるナツミさんの夫に話せていないため、さすがに警察は待ってほしいと言うのです。「俺の立場も考えてよ……。」そう懇願する夫にチヒロさんも強く言えず、1週間の猶予を決めて様子を見ることにしました。しかし、この判断は間違いだったようで……。
程なくして、チヒロさんとナツミさんが住むマンションの掲示板に「送り付け詐欺被害」「ゴミのルールがわるい」というお知らせが貼りだされました。チヒロさんは、ナツミさんのことだと思ったのですが、それを見ていたお隣さんから「これ、あなたじゃないかって噂になっているよ。」と言われてしまい……。
ある日、夫が真っ青な顔をして帰ってきました。「何かあった?」とチヒロさんが聞いてみると、夫の口から思いもよらない言葉が……!
夫は上司に呼ばれ、ナツミさんが「チヒロさんから言われのない罪を着せられて、嫌がらせを受けた」と言っていると聞かされたそうです。チヒロさんは、思わず夫に「それはナツミが私にやっていること!」と言い返しますが、それは夫も十分わかっていました。夫は上司に、チヒロさんのもとにも出前を送り付けられていることを伝えたそう。
しかし、上司から返ってきた言葉は「でも、チヒロさんて精神的に不安定なんだろ……?」というもの。まったく事実とは異なるその発言に、夫は困惑しました。
ついに夫と上司が話をしてくれたようですが、残念ながらチヒロさんが期待していたような話し合いにはならなかったようです。ナツミさんの目的は、自分がしたことを無しにするのではなく、それをすべてチヒロさんのせいにすることなのでしょうか……。上司は妻であるナツミさんの言葉を信じているようなので、理解を求めるのは難しいかもしれませんね。今回の上司からの話で、チヒロさんの虚偽の疑いが晴れるように夫と一緒に対策を考えていけたらいいですよね。