散歩中、あの日の犬に奇跡の再会!?
その日は大雨が降っていましたが、夫が職場からの帰り道にずぶ濡れの迷い犬を発見しました。職場から自宅までは自転車で10分ほどの距離ですが、犬に遭遇したのは工業団地内の民家がない場所だったため、迷い犬に違いないと思い、自転車のカゴに乗せて連れて帰ってきたのです。
動物を保護するのは初めてだったので調べたところ、「まずは警察に届け出る」とあったため、すぐに最寄りの警察署に連絡しました。お巡りさんが到着するまでの間、お風呂に入れてあげたり、わが家の犬と一緒に遊ばせたりして過ごしました。
そしてパトカーでお巡りさんが到着。引き渡しの際、「1週間経っても持ち主が現れなければ保健所」と言われ、夫が「それならわが家で保護します」と即答。おいおいおい! もうすぐ子どもが生まれるのに!? と思いつつも、夫らしい判断だなと思い、その場でその子を見送りました。
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その後、わたしは無事出産。産後1カ月からは愛犬の散歩も行っていましたが、あの迷い犬は元気かな……と気になっていました。そんなある日、家から歩いて5分ほどの場所で、高齢の男性に散歩されているあのときの迷い犬を発見! 話しかけることはしませんでしたが、よかったね! ちゃんと飼い主さんのところに戻れたんだね! と心の中でガッツポーズをしました。お巡りさん、ありがとうございました。
著者:花田亜美/30代 女性・会社員。年長女児・年中男児・2歳女児を育てる限界フルタイムワーママ。パソコン酷使による視力の低下が悩み。
イラスト:犬野ぽよ彦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています