「ありがとう国民の皆さん…」支払い時に生活保護の有難さを実感! #預金資産ゼロの父が倒れた話 137
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第137話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。紆余曲折の果て、別の病院に移るも精神不安定で暴れるようになり、鎮静剤を打たねばならない状況に……。車椅子にベルトで固定されながら病棟の廊下を放浪しているお父さんの姿を見て、ショックを受けるエェコさん。さらに数日後、役所の援護課からの連絡を受け、お父さんの実家の家財処分を進めることに。プロの清掃員によりすぐに家具が選別され、残ったのは段ボール箱2つ。切ない気持ちになりました。
数日後、今度は洗濯物を交換すべく、片道2時間かけて病院へ。加えて、病院から入院費請求書も届き、息をつく暇もありません。また直後には、病気が脳炎の一種であり、対処法が判明したのです。ようやく一段落着いたかと思った日曜の朝、またも病院から着信が! 慌てて出ると、状況を理解していない様子のお父さん。経緯の説明を繰り返すも「ふざけんなバカ!」とわめき散らし、話が通じません。挙句に「親不孝者!」とまで言われたエェコさんは大ショック。暴言を吐き続けるお父さんに、「二度と電話してくんな!」とブチ切れてしまい、震えてベッドにつっぷしたのでした。「私は親不孝者……」と落ち込むエェコさんを支えてくれたのは、小さな娘さん。「ママは悪くない」と断言してくれたのです。
ブチ切れ事件から数週間が経過。看護師さん経由で聞いたお父さんは、固形食を受け付けず、半流動食を食べさせなければいけない状況だとか。このままでは腹部にカテーテルを通さなければいけない? と危惧するエェコさん。かつてお父さんは、延命のためこの処置を施された自身の母を見て、「俺は自然に死なせて」と言っていたのです。
病院から着信…!
またまた病院から突然の連絡が! すっかり着信恐怖症になっていた私でしたが、今回は少しだけ良いニュースでした。というのも父がリハビリ病院にまた戻れるというのです。
退院時。1カ月以上にわたる生活保護での急性期病院入院費がいくらになるのか想像もつかず、ビクビクしていると……。なんと負担額はわずか8000円弱! 国民の皆さんのおかげで成り立っている公的扶助制度に大感謝し、思わず宙を拝んでしまいました。
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リハビリ病院への再転院が決まったお父さん。回復していくといいですね……。また、心配していた入院費用の負担分がごくわずか(1日あたり230円くらい)で胸をなで下ろしたエェコさん。生活保護のありがたみを実感したのでした。
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