職場で起こしたリツコとの修羅場をきっかけに、無職となった晴彦は、ヒカリさんへの束縛をさらに強めます。
その姿にヒカリさんは、息子の卒園を待たずにすぐにでも離婚することを決意し、晴彦へ離婚を切り出しますが、ヒカリさんの頑なな態度に晴彦は逆上。
そこへ現れたヒカリさんの兄と友人・ヒナにより、ヒカリさん親子は保護され、リクの卒園式まで兄の家へ避難することになりました。
リクの卒園式が終わった後のヒカリさん宅。
離婚届を書くよう晴彦に迫るヒカリさん兄妹でしたが、話し合いの途中でリツコが現れ、カバンから包丁を取り出します。
晴彦はヒカリさんを自分の盾にして、「母親は俺を守るのが当たり前だろ」と口走り、戦慄が走るヒカリさん兄妹。
ヒカリさんに自分の母親の役割も望んでいた晴彦でしたが、話の流れでヒカリさんが入社試験の際に書いた家族の思い出が、すべて嘘だったことを知ってしまいました。
妻に離婚を迫られた猟奇的夫の反応は
ヒカリさんは嘘をついていたつもりはなかったこと、晴彦の語る理想の母親像が怖かったことを晴彦へ語ります。
「母親失格だろ。清廉で高潔な母親は嘘なんてつかない……」
なおも自分の過ちを受け入れられない晴彦。
ヒカリさんは続けて、どんなに時間がかかってもリクと笑顔で生きるために、必ず離婚をすると、晴彦に宣言します。
その姿に、もうヒカリさんの決意は覆せないと感じた晴彦は、その場で離婚届を書いたのでした。
ヒカリさんの決意の前に、ようやく離婚を受け入れた晴彦。
あれだけ狂気的な執着を見せた姿が嘘のようです。
考え方を変えるというのは、説得されたからといって一朝一夕に変えることは難しいもの。
晴彦が離婚は受け入れても、自分が妻と息子を苦しめていたことをきちんと理解する日はきっと遠いでしょう。
晴彦の束縛から解放され、一刻も早くヒカリさんとリクが幸せで平穏な生活を送れるようになることを願わずにはいられませんね。
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