なんで大丈夫だと思ったの…
娘が4歳のとき、私が夕飯を作っていると、パパが公園で娘と2人で遊んで来ると言ってくれたのでお願いしました。2人の出掛け先は近所のよく行く公園なので、特に心配はしていませんでしたが、数十分後、娘が大泣きしながらパパと帰ってきたのです。
私がどうしたのかと訪ねると、パパは「大丈夫なんだけど、滑り台から落ちて……」と。さらに具体的な話を聞いたところ、かくれんぼをしていて、娘が滑り台の一番上に登ったときパパが時間を聞いたようで、娘の位置からは時計が見えなかったため、体をそらせて時計を見ようとして階段を転げ落ちたそうです。娘は大泣きでしたが、パパは何度も「大丈夫」と言っていました。
しかし、あまりに泣いているので私は心配になり、救急外来に娘を連れて行きました。するとそこで、鎖骨骨折というまさかの診断結果を告げられたのです……。
それからしばらくして娘も大きくなり、今ではだいぶ安心して遊具などで遊ばせられるようになりましたが、あんなことがあったので、いつ何が起こるかわからない、しっかり見ていないといけないと今でも気をつけています。まだまだ危険予知能力が低い年齢なので、親子2人で遊ぶときは離れずに、より注意深く見守ることが必要だとわかりました。
著者:冨樫 江里子/30代・女性・専業主婦。1児の母。娘が6歳の頃まではフルタイムの幼稚園教諭。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)