どうしてそんな言い方するの…
産休に入るころ、私は出産のため県外から上の子と一緒に帰省していました。実家には母も妹もいるので、2人にかなり甘えながら育児をしていました。そんなある日、従姉妹が、叔父と叔母と一緒に遊びにきてくれたときのことです。
上の子も1歳7カ月と、まだまだ手も目も離せません。そんな息子にごはんを食べさせていると、妹が息子にごはんを持ってきてくれました。その光景を見た叔母が「どっちがお母さんかわからんね」と言ったのです。実際、妹や母に助けられている部分はかなりありましたが、たったその一瞬を切り取って、そんなことを言われて、私はとてもショックを受けました。ママ歴もまだ2年にもならず、こんなお母さんでごめんねと思いながら、それでも精一杯に育児をしてたので、その言葉は心にズキっと突き刺さりました。
実は以前、夫にも同じようなことを言われたことがあったのです。「息子にはお母さんがたくさんおっていいね〜」と。夫にとっては何気なく発した言葉だったのかもしれませんが、おなかを大きくして産んで、育てて、毎日を子ども優先で生きているのにと、モヤモヤしていました。もし将来、同じような言葉をかける人を見かけたら私は、「赤ちゃんはお母さんってわかってるもんね」って声をかけてあげたいなと思いました。
著者:山田 ハナコ/20代・女性・営業職。2学年差の2児のママ。育休中。
作画:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)