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「結婚式は中止!」「家族旅行に行くから!」勝手すぎる彼と義家族。お望み通りに中止にしてみたら

職場で出会った彼との結婚が決まり、私は結婚式の準備に追われていました。幸せの絶頂にいるはず……の私でしたが、ひとつ心配に思っている点が。それは彼がご両親の予定を聞かずに式場の契約をしたこと。日程を決めるにあたって、しっかりお互いの両親に確認してからのほうがいいのではないかと相談しても、彼は聞く耳を持たず。結局、強引に契約を進めてしまいました。すると式を2カ月後に控えたある日、突然彼から「結婚式は延期」と連絡が。理由を聞くと驚愕して……。

結婚式が…と丸かぶり?

式の準備も終盤に差しかかっていたころ、彼から1件のメッセージが届きました。それは「結婚式は延期! 家族旅行と日程がかぶった!」という内容でした。私は、まさかそれだけで延期なんて言ってないよね?と思い、「旅行じゃなくて結婚式の日を変更するの?」と確認すると、「そうだよ!いいから今から式場に連絡しろ! わかったな?」と返事がきました。

 

そもそも、前もって自分たちの両親には日程を確認しようと言ったはずです。それを振り切って契約したのは彼なのに……。「あなたが式場に連絡してよ」とお願いしましたが、彼は「そんな恥ずかしい連絡できるか!」と、連絡を切られてしまいました。

 

仕方なく、私は式場へと連絡をすることに…。

 

翌日、義母から連絡

「あなたのせいで、家族旅行が台無しだわ~」。そう連絡してきたのは彼のお母さんでした。

 

あのあと、式場へ連絡して延期をしたい旨を伝えましたが、式場の日程は当分先まで埋まってしまっていたのです。当然と言えば当然なのですが……。そのため、そのことを彼に相談すると、彼が「じゃあ家族旅行は中止にするよ」と言っていたのです。

 

彼の確認不足のせいが大きいですが、それを言うのも……と思い、「今回の件は確認不足でした。申し訳ございません」と私は義母に謝罪。すると義母から驚くべきメッセージが届いたのです。

 

「これだから母子家庭は嫌なのよ。いっそのこと結婚式を中止にしてしまえばよかったのに」。

 

たしかに私は母子家庭で育ちました。しかし、それは今回の件とはまったく関係ないはずです。突然、母子家庭のことをバカにされ、怒りを覚えましたが、グッとこらえ……。

 

「中止にしてしまうと、余計なキャンセル費用も出てしまうため、家族旅行のほうをどうにかできないかと相談させていただいたんです」。

 

真摯に説明すればわかってくれる。そう思っていましたが……義母からは「キャンセル費用なんてあなたが払えばいい話でしょう? こちらはあなたの至らなさで家族旅行まで中止にさせられてるんだから」という返事が。

 

さらに「片親だから家族のありがたみがわからないのね~。家族旅行なんて行ったことないんでしょう。中止になる残念さも理解できないんでしょうね~」とまで言われてしまい……。

 

彼のせいなのに、どうしてここまで言われなくてはいけないの? 母子家庭なのは関係ないはずなのにこんなにバカにされるなんて……。と怒りでおかしくなりそうだった私は、これ以上義母と話をするのを諦めました。

 

結婚式当日

その後、なんだかんだも結婚式当日を迎えました。

 

すると……彼から「今日の結婚式は中止だ!」と連絡が。

 

続けて「やっぱり家族旅行に行くことにしたんだ!」と彼。「私より家族旅行を選ぶの?」と聞くと、「あたり前だろう。落ち込んでいた家族が笑顔になるなら行くしかないだろう!」と高らかに言います。

 

そんな彼に私は心底呆れてしまって……。

 

「家族旅行が大事な気持ちもわかる。でも、私のことも私の家族のこともバカにしすぎじゃない?」。

 

そう言うと、彼から返ってきたのは「文句があるなら結婚を白紙にしてもいいぞ。どうせ母子家庭出身の娘なんてもらい手もないだろうけどな!」という言葉で……。

 

信じられませんでした。彼がこんなことを言う人だったなんて。人をバカにする人と結婚しようとしていたなんて……。付き合っているときはとてもやさしくて素敵な人だったのに。

 

中止にしてよかった

「釣った魚にはえさをやらない」なんて言葉がありますが、彼はそのタイプだったのでしょう。

 

「まさかあなたがここまでひどい偏見を持っているとは思わなかったわ」。

 

「はあ? 俺と家族はそれでも受け入れてやろうとしたんだからな!」「ま、いいや。じゃあお土産買ってきてやるから、中止手続きよろしくな!」と一方的に話を終えようとする彼。

 

そんな彼に私は……

 

「結婚式の予定はないわ。実はキャンセルしたの」と告げました。

 

実は2カ月前、義母とのやりとりがあったあと、もう一度式場に電話をして、申し訳ないけれど……と中止にしてもらっていたのでした。

 

「日程を譲ってあげた私たちに感謝しろと毎日義母から連絡はくるし、私だけが責められるのにはもううんざりなの。家のことまでバカにされて、それでもあなたは止めるどころか一緒になって私を責めてきた。そんな人と結婚生活を送れると思う? 私は無理」。

 

そうキッパリ伝えると、彼は私が別れを口にするなんて思っていなかったのでしょう。「え? そんな勝手なことを……」と慌てている様子に見えて……。

 

「別れたほうがお義母さんも喜ぶわよ。よかったじゃない。家族が大好きなあなたは、家族の喜ぶ顔が何よりも好きだもんね」とだけ言って、私は彼との連絡を区切りました。

 

義母に最後のお告げ

その後、義母から「結婚式、中止になったのね! 前もってキャンセルしておくなんて、あなたにも褒めるところがあったのねw」と連絡がきました。

 

私は、「こちらこそありがとうございます。幸い、息子さんより収入も高いので独身ライフを楽しみたいと思います♪」と返事をして終わりにしようとしたのですが……。

 

これを聞いた義母からは「貧乏母子家庭の娘が、息子より収入が高いですって!?」と信じられないという様子の反応が返ってきました。そして、義母は続けて「それなら話は別よ。結婚白紙はやめにしてあげるから、嫁にきなさい」とまさかの発言。

 

しかも、「これからの家族旅行の費用はあんたが出しなさい」とまで言ってきたのです。私はありえない話ばかりする義母に付き合いきれず、キッパリとお断りしました。

 

それでも「なんて教養がなってないの! 親の顔が見てみたいわ!」と言うので、「あれ? ご存じないですか? お義母さんが勤める職場に最近、本社から環境改善を目的としてきた社員がいますよね。それが母です」と伝え、私は「失礼します」と連絡を区切ったのでした。

 

その後

その後、義母は、勤務先にいづらくなったようで自主退職したようです。彼からは「やり直そう! これまでのことは謝るから結婚してくれー!」と連絡がきましたが、結婚式のキャンセル費用は折半、必要なことが終わるまでは必要以上の連絡はとらない、と言って連絡を終わりにしました。

 

家庭事情を重んじる気持ちは百歩譲ってわかりますが、人の家庭をバカにするような言動は度を越えすぎかと思います。籍を入れる前、結婚式を挙げる前に気づけたことは、不幸中の幸いだったのかもしれません。もし次の相手を探したいと思った際は、今回のことを糧にしたいです。

 

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