子どもが産まれて家族が増えるのはとってもとっても幸せなことです。その一方で、「自分が子どもをちゃんと育てられるのだろうか…」という不安やいろいろな疑問が浮かんで憂鬱になってしまうこともありますよね。
このような不安を少しでも和らげて安心して出産できるように、父親母親学級に参加してみましょう。
同じ悩みを持つ仲間に出会える!
妊娠して母子手帳を発行してもらうために役所に行ったときや、妊婦健診を受けに行った病院から父親母親学級の案内を受けることがあるでしょう。もちろん参加は任意ですが、出産や子育てに少なからず不安を持っているのであれば、それを解消するためにもぜひ参加してみましょう。同じような不安を抱えたパパやママが参加しますから、お互いに情報交換をしたり友達になれればいろいろと助け合うこともできますよ。
もちろん、一人でも参加できますが、体調も心配でしょうから旦那さんにも参加してもらいましょう。仕事の都合などで無理な場合は、おじいちゃんやおばあちゃんでも良いですね。参加費は無料であることが多いので、参加して損になることはありません。この父親母親学級では、具体的にどのようなことをするのでしょうか?
父親母親学級ではさまざまなことが学べる!
父親母親学級の内容は各自治体や病院によってさまざまです。たとえば、助産師さんや管理栄養士さんから「妊娠時の行動で気を付けたいこと」や「どういった食事を摂れば望ましいのか」という講義があります。呼吸法の指導やマタニティエクササイズも教えてもらえることがあります。
ほかには、人形を使って赤ちゃんの沐浴やオムツ替えを体験したり、妊婦同士の交流、先輩ママとの触れあいなど、その内容は多岐に渡ります。持ち物については案内に書いてありますが、母子手帳、筆記用具、メモは最低限用意していきましょう。動きやすい服装や脱ぎやすい靴で行くことも大切です。
父親母親学級に参加した後にすべきこと
父親母親学級に参加したからといって、それで安心してはいけません。人の記憶は消えやすいもの。そこで、帰宅したら旦那さんと教わった内容について復習したり、どのようなことを感じたか、などいろいろ話し合ってみましょう。
メモしたことを清書してまとめておくと、後で見返したときに便利ですよ。その中で、また疑問点が出てくれば市役所や病院に問い合わせて解決しておくことも重要です。体調が許せばという前提付きですが、父親母親学級は異なる内容で数回開催されることもありますので、いろいろな知識を得るためにも積極的に参加することが大切です。
「参加するのは少し面倒だな…」と感じることもあるかもしれませんが、もやもやした思いを抱えながら出産するのは不安でしょう。また、参加することで、悩みを抱えているのは自分だけではないことが分かりますし、いろいろな有益情報も得られますから安心感が高まります。なにより、「これから新しい家族が増えるんだ!」という期待感が増して、気持ちにも良い変化がみられるかもしれませんよ。
(TEXT:佐藤 真由美)