見知らぬ親子のまさかの行動とは?
私はいつも、娘が好きなお菓子とお茶、着替えを持って出かけるようにしていました。その一式を持って公園に行ったある日のことです。公園に着いて娘と遊んでいると、見知らぬ子が「一緒に遊ぼ!」と近寄ってきてました。その子と娘は年齢も近そうで、うれしそうに遊び始めたのです。
そのため私は、この子の親は?と思い周りを見渡し、遠くのベンチに座っている母親の姿を確認しました。私は娘たちが遊んでいる近くのベンチに座り、娘たちが移動したら私も移動して見守っていましたが、その子の母親は微動だにしませんでした。
しばらくしてお腹が空いたのか、娘がお菓子を食べたいと私のところへ来ました。そして私が娘にお菓子を出すと、一緒に遊んでいた子が羨ましそうにこちらを見ているので……。
私は、アレルギーなどがあってはいけないと思い「食べていいかお母さんに聞いてきて?」とその子に声をかけました。そして、お母さんのところへ向かったその子は、すぐに「いいって!」と言いながら戻ってきたのです。私は本当に大丈夫なの?と思い、母親を見ると、ジェスチャーで大きく丸をしていたので、お菓子をあげました。
するとなんと、その子は娘の倍以上お菓子を食べて、さらに残りのお菓子までポケットに詰め込んでだのです。その後も1時間半ほど一緒に遊んでいましたが、その子の母親は子どもに呼ばれても来ることはなく、お礼もないまま去っていきました。この出来事があってから、近くに親がいないときは、よそ様の子に何かあっても責任を負えないので、お菓子を出さないようにしています。
著者:石井 華/30代・女性・会社員。1人娘を育てる母。金融機関に勤務。
イラスト:きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)