帝王切開後1年待たず妊娠の陽性反応。出産できますか?【助産師に相談】

2018/04/03 19:00
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「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」と評判の【助産師に相談】の掲示板から、特に注目をあつめている質問を抜粋してご紹介します。今回は、帝王切開後1年以内に妊娠してしまったかもしれないママからの投稿です。
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帝王切開のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。ママさんたちのリアルな悩みに、助産師さんはどのように答えてくれているのでしょうか。今回は、帝王切開後1年以内に妊娠してしまったかもしれない方からの投稿です。

 

Q. 帝王切開後1年待たず妊娠の陽性反応。出産して大丈夫でしょうか?

去年の8月に帝王切開で出産しました。生理が予定日から5日遅れていて、検査薬を試すとうっすら陽性反応がありました。もう一度試しても、うっすら陽性反応がでました。医師からは、2人目の妊娠は最低1年は空けるよう言われましたが、もし妊娠していた場合、出産できるのでしょうか? 夫婦ともに高齢なので、妊娠していたら、出産したい気持ちです。

 

宮川めぐみ助産師からの回答

母体への負担などを考えると、やはり1年あけるほうがいいとされています。しかし、赤ちゃんがやってきてくれたのであれば、妊娠経過を見ていきましょう!

 

妊娠中は、つわりやおなかの張りなどで思うように動けないこともあるかと思います。そのようなときにサポートしてもらえる状況を整えておいていただくといいと思います。また、お子さんにもがまんをしてもらうことが増えると思いますので、引き続きケアをしてあげてくださいね。


ほかのママさんからの回答

私も去年3月に帝王切開で出産、産後8カ月で妊娠が判明し、現在20週です。帝王切開後の妊娠というただでさえリスクがある中で、1年以内の妊娠となると、さらにリスクが高いと思います。私自身、次は普通分娩を望んでいましたが、主治医からは『また帝王切開だよ』と言われました。そして、妊娠がわかったときは育休中の身でもあったので、いろいろ悩み、ましてや上の子もまだまだ手がかかる中での妊娠をよろこべずにいました。正直、今でも上の子を妊娠したときと同じような気持ちになりきれないところもあります。

 

でも、健診に行くたびに順調に育ってる姿を見ると、『この子は私たちを選んでくれたんだな〜』と思います。タイミング的にどうなのか?と疑問に思うところもありますが、きっと今がタイミングだったんだろうと思います。

 

普通分娩で出産された方と比べるとリスクは高いですが、無理のないようおなかの赤ちゃんの成長を信じていきましょう!

 


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/topic/detail/25657

 


まずは帝王切開をよく知ろう

そもそも帝王切開とは、どんなときに必要で、どのような処置をするのでしょうか? そして、なぜ帝王切開後の早期妊娠はリスクが高いと言われているのでしょうか? まずはよく知ることから始めましょう。

 

帝王切開とは? どんなときにおこなわれるの?

帝王切開とは、子宮を切開して胎児を取り出す手術の方法を指します。日本では5人に1人が帝王切開だといわれています。近年、帝王切開率は増加傾向にあります。その要因として、晩婚化に伴う高齢出産がハイリスクとなりやすいこと、不妊症治療による多胎の増加など、さまざまな要因が考えられます。

 

帝王切開には、あらかじめ日時を決めておこなわれる「予定帝王切開」と、妊娠中、ママあるいは赤ちゃんの状態が悪化した場合やお産の経過中に問題が生じた場合などにおこなわれる「緊急帝王切開」があります。
 
帝王切開は経腟分娩の方がママや赤ちゃんにとって危険であると判断された場合におこなわれます。

 

予定帝王切開になるケース

〈母体側の要因〉
・以前に帝王切開で出産したことがある
・以前に子宮の手術をしたことがある
・児頭骨盤不均衡(母体の骨盤径と胎児の頭蓋径が合わない)
・前置胎盤 ※予定帝王切開の前に出血があると緊急帝王切開に切り替わる場合があります
・母体の合併症(心疾患など)
・HIV感染や性器ヘルペスなど、経腟分娩で赤ちゃんに感染してしまう恐れがある、など


〈胎児側の要因〉
・逆子などの胎位異常
・多胎
・巨大児 ※経腟分娩が可能なケースもあります、など

 

緊急帝王切開になるケース

〈母体側の要因〉
・分娩遷延、分娩停止
・重症妊娠高血圧症候群
・常位胎盤早期剥離
・切迫子宮破裂、子宮破裂、など


〈胎児側の要因〉
・胎児機能不全
・臍帯下垂、臍帯脱出
・37週未満の前期破水、など

 


※引用元:基礎知識(出産)「帝王切開は痛い?手術の流れ、術後の生活や痛みについて」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/birth/982

 


帝王切開後の早期妊娠について

そして、今回のQ&Aの主題となっている、帝王切開後の早期妊娠について。その理由と気をつけなければならないことについて、以前、婦人科の医師がこのように答えてくれていました。

 

「帝王切開手術後すぐに妊娠した場合、子宮の手術跡が開いてしまうことがリスクとしてあげられます。多くは、陣痛が来たときに起こります。前の帝王切開手術から今回の妊娠までの期間が短いと、また帝王切開になると思われます。妊婦さん自身は、妊娠の後半ごろに子宮の手術跡に沿って強い痛みが生じないか、また子宮の張りがないか注意していきましょう」

 


※引用元:Q&A 妊娠 8週(妊娠中)「帝王切開後の早期妊娠のリスク」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/qanda/week8/416

 

子宮の手術跡が開いてしまう=子宮が破裂するということで、もしそうなってしまったら、ママの命も赤ちゃんの命も危ない状態になってしまいます。そういったことを踏まえて、医師には妊娠の経過とあわせて子宮の状態も注意深くみてもらうようにしましょう。

 


以上、帝王切開と帝王切開後の早期に妊娠した場合のリスクについての解説でした。帝王切開はよくおこなわれている手術ではありますが、やはりおなかを切るので、それなりに傷口の治癒には時間を要します。それで、早期妊娠はなるべく避けるように言われるのですね。いろいろがまんしたり気をつけなければならないことは増えますが、医師にこまめに相談しながら、じっくりゆっくり、新しい命を育ててくださいね。


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