私を置き去りに楽しむ彼
27歳のころ、夫となる彼と交際を始めました。これまで私が交際していた人はデートを提案してくれる際、私が「喜ぶか、楽しめるか」を気にしてくれていた人が多かったように思いますが、彼は「自分が楽しければ相手も楽しいはず」と思っているところがある人。
そのため、私の意見はあまり聞いてくれず、自分の行きたいところに行くというデートがほとんどでした。ゲームセンターで何時間もメダルゲームをしたり、競馬場へ行ってひとりだけ競馬を楽しんでいたり……。彼はやり方を教えてくれるわけでもなければ、ひとりで楽しんでいる彼に口を挟める雰囲気でもなく、私は彼の横で苦笑いをしているしかありませんでした。
それでも帰りは必ず「楽しかったね〜」と言われ、「私、楽しんでいるように見えたのかな……?」とびっくりしてしまうことも。
私自身、結婚願望が強く、彼とはそのまま結婚。大きな衝突こそなく、平和な夫婦生活を送っていますが、やっぱり夫婦となった今でも、夫とは「価値観が違うなあ」と思うことも多いです。子どもに将来、もし好きな相手やパートナーができたとしたら、「相手のことを思いやれる」デートをしてほしいなと思ってしまいます。
著者:谷上朝子/30代女性・主婦
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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