初めての出産。陣痛の間隔が5分になってから産院へ連絡をするよう指導されていました。陣痛の間隔が短くなるまで自宅にいる間、陣痛の痛みばかりを気にしていると身体は疲れる一方でした。そこで今回は、私が出産を経験して学んだ陣痛とうまくつき合うコツについてお伝えします。
痛みに集中しすぎない
不規則だったおなかの痛みが、10分間隔の規則的な痛みになってきました。はじめて経験する痛みに恐怖心が募ります。最初のうちは自宅のソファーに座って、痛みばかりを気にしていましたが、心と身体を消耗させるだけだと気づきました。
そこで大好きなものを食べる、アロマの香りを楽しむなど、五感をフル活用してみよう!と考えたのです。
好きな食べもので気が紛れた!
私の母親が炊き込みご飯のおにぎりを作ってくれました。頼まなくても私の好きな料理をつくってくれる母親の気遣い。本当にうれしかったです。
好きな食べものが目の前にあると、陣痛中であれワクワクしました。ふだんのように食欲はありませんでしたが、好きなものだと「食べてみよう!」と思えるのが不思議です。食べたり飲んだりしていると、陣痛のことをあまり気にせずにいられた気がします。
アロマオイルの香りでリラックスできた
陣痛中に好きなアロマオイルを使うと、自然と肩の力が抜けてリラックスできました。
アロマオイルの使い方はいろいろありますが、私の場合は「アロマランプ」を使用。電球の熱でアロマオイルが温められ、香りが部屋中にひろがるのです。スイッチひとつで香りが楽しめるのでお手軽です。妊娠中から自分の好きな香りをリサーチしておくのもおすすめです。また、念のため、事前にかかりつけ医に相談しておくと安心ですね。
そのほかにも、音楽を聴いたり、痛いところを手でさすってマッサージをしたりと、五感をフル活用して陣痛を乗り越えました。私の場合、初産でしたが陣痛がスムーズに進み、約9時間後に出産できました。妊娠中からリラックスできることを見つけておくと、本番でも役立ちそうです。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー