夫の実家にあいさつへ
結婚のあいさつをするため、初めて夫の実家を訪れたときのこと。家の中にはラグビーのグッズがあちらこちらに飾ってありました。トイレを借りると、トイレの中にもラグビーのカレンダーが飾ってあり、一気に緊張がほぐれて思わず笑ってしまいました。
義父は高校からラグビーをしており、母校のラグビー合宿に参加して指導するほど有名なOBとのこと。私はラグビーのルールなどまったく知らなかったので、義父にラグビーの質問をたくさんしました。
そのためか義父はずっと饒舌に話してくれ、あいさつは和やかな雰囲気で終わりました。
ラグビーが第一優先!
その後、晴れて夫婦となった私たち。結婚式を挙げてから1年が経ったころ、夫がふいに「実はあのとき……」と口を開きました。
夫によると、義両親の希望で両家の顔合わせや結婚式の日程を、ラグビーの試合観戦とかぶらないようにしたと言うのです! たしかに思い返してみると、私たちが最初に結婚式を希望した日は、義両親から「特別な用事があるから別日にしてほしい」と断られていました。
当時は私も特に理由を聞かず、義両親の希望に応じて違う日に変更したのですが……。結婚してしばらく経ってから真実を知り、義父母のラクビーへの並々ならぬ愛が伝わってびっくりしました。
旅行のお土産も独特な義両親
ちなみに、義両親は旅行が好きでよく旅行に行くのですが、そのお土産も独特です。ラグビー関連で旅行先を決めているらしく、ラグビーのタオルにラグビーの服を着ているぬいぐるみなど、私たち夫婦がもらうお土産は、ラグビー関連の物ばかり。今ではわが家のあらゆる場所にラグビーのグッズがあります。
夫が海外赴任から戻ってきて一緒に暮らし始めたとき、夫は「俺が子どものころに購入したんだ」と、子ども用のラグビーボールを紹介してくれました。そのボロボロになったボールは、義父と小さいころの夫が毎日公園でラグビーの練習を頑張った証とのこと。義両親だけでなく夫のラグビー愛も伝わってきたエピソードです。
私は今までスポーツ観戦に興味がなく、オリンピックすら真剣に最初から最後まで試合を見たことがありませんでした。しかし、義父母のラグビー愛に圧倒され戸惑っているうちに、せっかくなら今の環境を楽しもう!と頭を切り替え、たまにラグビーなどスポーツの試合を観ることも。そのおかげか、幸いにも義両親と良好な関係を築けています。
著者:伊東理恵子/30代女性・2018年生まれの娘と夫との3人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上、商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年1月)
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