子どもの泣き声に激怒する父…
実家に里帰りをしたときのことです。子どもが泣いていたのでミルクの準備をしにキッチンに行きました。するとリビングでテレビを見ていた父が「子どもがうるさくてテレビの音が聞こえん! さっさと泣き止ませろ!」と言ってきたのです。確かにうるさくて申し訳ないとは思いますが、テレビの音量を上げればいいのに……とモヤッとしてしまいました。それに、父が見ているのは録画した番組。朝から晩までずっとテレビを見ていて、母や私に家事を任せきりで動こうとしません。いつでも見られるのだから、せめて子どもがおなかが空いて泣く時間ではなく、昼寝の時間や夜の寝かしつけが終わったあとに見てほしいものです。
ミルクの準備をしている間も「あーもう、うるせぇな!」と不機嫌な態度をとられるので、急いでミルクをあげて泣き止ませようとしたのですが、焦ったためか手が滑りこぼしてしまいます。相変わらず文句を言い続ける父に耐えかねて、「録画した物なんだから、あとで見ればいいじゃん」と強めに言うと、「父親に向かって意見するのか! お前はおかしい!」とまさかの発言……。これ以上話しても喧嘩になるだけだと思い、ミルクを片づけて別の部屋にこもりました。
意見や価値観が合わない人とは、例え実の親だとしても無理に関わろうとせず、一定の距離を保って付き合っていったほうがいいなと感じた出来事です。
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作画/森田家
著者:ひらち まゆこ
2歳の子どもの育児と仕事に奮闘中の母。