サニタリーボックスがない
義実家に泊まりがけで出かけることになったのですが、運悪く生理と重なってしまい……。泊まりのときに生理と被るのは初めてで、正直「めんどくさいな~」という気持ちでした。
というのも、夫の実家のトイレには、サニタリーボックスがないのです。義母はすでに閉経していて、義父と義母2人暮らしの家には不要な物。
日帰りのときは、トイレもそんなに何度も行くわけではないので、トイレに行くたびにナプキンを入れたポーチを持って、それに使用済みナプキンも入れて片付けていました。
我ながらいいアイデアを思いついた!
しかし、今回は泊まりがけ。トイレに行く回数も多いですし、使用済みナプキンの数もそれなりになります。どうしようかな……と考えていたときに、ふと紙袋を持っていることに気付きました。
新しいナプキンを購入して持って行ったのですが、お店の人がナプキンを紙袋に入れてくれたのです。その紙袋を、サニタリーボックス代わりにしよう!と思いつきました。
ペラペラの素材ではなく、色も茶色で中身が見えないですし、これをトイレに置かせてもらい、帰るときに片付けようと考えたのです。
我ながらいいアイデアだと思い、トイレの隅のほうに紙袋を置くことに。袋の口を折っておけば周囲から中身が見えませんし、バッチリです。
犬が咥えてきたものは…
夕食後にくつろいでいると、義実家の犬がウロウロとあちこちいったりきたりしていました。義母は、「いつもより人が多いからかしら~」とあまり気に留めていない様子だったので、私もそうなのかな、と思っていました。
少しすると、何やら興奮した様子で犬が戻ってきたのですが……何かを咥えています。それはなんと、私がサニタリーボックス代わりにしていた紙袋……!
トイレのドアがきちんとしまっていなかったのでしょう。犬がトイレに入り込んで持ってきたようです。血のにおいがするからなのか、見たことのない物があるからなのか、犬は大喜び。紙袋にじゃれついて、遊ぼうとしていました。
もちろん私は冷や汗で大慌て。急いで紙袋を回収しました。紙袋の口は何重かに折っていたので、中身は飛び出すことはありませんでした。本当によかったです……。
まさか犬がそんないたずらをするとは思わず、とにかく焦った出来事でした。せっかくのおもちゃを取り上げられた犬はふてくされているようでしたが……。
それ以降は、毎回ナプキンを片付けることにしました。今後義実家に泊まりにいくときも、もちろんそうしようと思っています。
著者:うみの るな/40代女性・看護師歴20年以上のライター。4人の子どもと夫の6人家族。自身の経験と看護師としての知識をもとに、ライターをして幅広く活動中。子育て経験、働く女性の悩みを執筆。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
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