あの人、気を付けたほうがいいよ!
新庄さんは、入学式で見かけた豹柄に赤いミニスカ姿の派手なママさんが強烈に印象に残っていました。長い付き合いになる保護者のなかですでに注目を集めている人がいることに不安になりながら、ドキドキでPTA役員の顔合わせに行きました。
PTA役員の顔合わせ会場にいたもう一人の役員は、まさかの入学式で悪目立ちしていた噂のママ、矢場井さんでした。
新庄さんが挨拶すると「あの投票用紙おかしいと思わない?」と、いきなりお怒りモード。名前の順番で役員にされたと不満を漏らし、「役員の決め方がおかしい!」と声を荒げたのです。他の役員に「一年生の役員ヤバい」という印象を植え付けることとなりました。
しばらくして、新庄さんにママ友から「矢場井さん、他でもいろいろやらかしてるらしいから本当気を付けたほうがいいよ!」と連絡が来ます。その連絡に怯えていると、学校から電話が。なんと、新庄さんの息子がお友達にケガをさせてしまったとのことです。しかもそのお友達というのが、矢場井さんの息子でした。
ママ友から矢場井さんのことを言われたばかりだったため焦った新庄さんは、さっそく電話で謝罪します。ケガはすり傷で済んだので大事には至らなそうですが、矢場井さんは謝罪する新庄さんに「それだけ?他に何かないの?」と言ってきて……。
新庄さんの相方はあの矢場井さん、この先が思いやられます……。さらに、その矢場井さんの子どもにケガをさせてしまったとなると、なにやらトラブルが起こりそうな予感。一体この先どうなるのでしょうか。PTAとは学校と地域が一丸となり、子ども達が健康で安心して勉学に励めるようサポートする組織。大切な仕事なので、役員はみんなが納得できる形でしっかり選びたいものですね。