耳を疑った義父と息子の会話
息子が義父によくなついていて、また、義父も息子をとてもかわいがってくれていたので、義父に息子を預けることがよくありました。
ある日、預けていた息子を義実家へ迎えに行きました。
いつもなら玄関に走って駆け寄ってくる息子が、この日は現れません。
遊びに夢中か、もしくは寝ているのかな?と思い、そーっといつも息子が遊んでいる和室を覗きました。
すると、義父は息子に「わたしのことは『おとうさん』と呼ぶんだぞ~」とニコニコしながら息子に言っているのが聞こえてきて、私は自分の耳を疑いました。
何がなんだかわからず、でもどこか気持ちが悪いものを感じて固まってしまった私。一瞬、「もしかしてお義父さんはごっこ遊びの相手をしてくれているのかもしれない……」とも思いました。
けれどもその後もごっこ遊びをしている様子は残念ながらありませんでした。
お義父さんに、お話を聞いてしまったということは伝えることができなかった私。いつも息子をかわいがってくれていて感謝していたのですが、この日からお義父さんに対してなんだか気になってしまうように。
幸い今のところ息子は私の前では「じいじ」と言っています。お義父さんに悪気はないと思うのですが、やめてもらいたいなというのが本音です。夫に相談したところ、夫がお義父さんに確認すると言っていたので、夫に任せてみようと思います。息子に良くしてくれていると思っても、完全に信頼するのではなく、日ごろからコミュニケーションをこまめにとって、相手の考えなどを知っておく必要があるのかなと学んだ出来事でした。
著者:宮川さえ/30代女性/1児の母で、夫と2歳の息子の3人家族。趣味は韓国ドラマ。
イラスト:ふくふく
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)