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「パパがママのこと…」会話ゼロな私たち夫婦。娘の言葉で夫が私をどう思っているのか知って

10年目となる結婚生活を送る私たち夫婦。周囲からは「理想の夫婦像」として描かれているなと感じます。しかし、実際はお互いに会話もなく、淡々と日常を過ごしているもの。几帳面でどちらかというと亭主関白な夫と、夫とは正反対の超ズボラな性格の私。それでも、お互いに不平不満が出てこない理由を考えてみました。

私生活にも「完璧」を求められ

私たちは職場恋愛で結婚しました。当時は同じ部署で仕事をしており、お互いを支え合う仲でした。私は仕事での夫の几帳面さに尊敬し、夫もまた、私の柔軟さに好感を持っていたそうです。結婚してからも、仕事のようにお互いを支え合っていくのだろうと思っていました。

 

ですが、結婚生活が始まると、夫の几帳面さと亭主関白な性格に、私を威圧感を覚えるようになりました。夫は家の中でも完璧さを求めてくるのです。しかし、私はズボラな性格。私は彼の中の期待をことごとく裏切ってしまったようで、次第に彼も私に強く言うことは少なくなりました。

 

私も夫のオレ様っぷりに慣れてしまい、気がつくと几帳面な夫とただ共存しているような感覚になっていたのです。

 

日常生活に会話は存在しない

朝、夫はいつもの時間に目覚め、整った身だしなみで会社へ出社します。私は自分の自由な時間に在宅で仕事をしているため、自分のペースで起きて、簡単な朝食を済ませ、ちゃちゃっと家事をこなし自由に過ごすのが日課です。

 

夫が帰宅する前に私は夕食を済ませ、リビングのソファーでテレビを観て、そのまま寝落ちします。帰宅した夫はリビングで夕食を食べ終えると、書斎にこもり、ベッドに入って眠りに就くのです。生活に必要最低限の情報は、スマホでメッセージのやりとりをしているので話すことはありません。

 

重要なのは相手の存在感

ある日、娘が私のほうをじっと見つめて何か言いたそうにしていました。「言いたいことがあるの?」と娘に尋ねてみると、「パパがね、テレビで流行りのキャラクターを見て、ママみたいってニヤニヤしてたの」と言うのです。

 

え?と一瞬驚きました。娘が言うそのキャラクターとは、ちょっとドジだけどかわいらしいキャラクターとして有名です。「ドジってこと?」「かわいいってこと?」と考えてしまいましたが、キャラクターのように愛らしいと思ってくれているのだろうと考えるようにしました。

 

結婚生活を共にして、私のズボラなところも「愛らしい」と思うようになってくれたということでしょうか。会話は必要最低限でどちらかといえば夫婦関係は冷え切っているほうかもしれません。けれど、お互いそれに納得しギスギスしていないからこそ、生活し合えているのかなと感じました。

 

著者:灰ジン/2度の離婚を経験した40代ママ。現在は再婚した夫と2人の子どもと暮らしている。自身の過酷な恋愛や結婚生活をもとに執筆している。
イラスト:おんたま

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

 

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