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「ニートは新居に来ないでね」兄夫婦が私を仲間外れに…?→マンションは私のもの!秘密を教えると…

兄が結婚することになりました。相手は行きつけのバーで知り合った女性だそう。当時仕事で重責を担い自信を失いかけていた兄でしたが、彼女がいつもやさしく励ましてくれ、その縁でお付き合いが始まったと聞きました。

そんな話を聞いていたので、素敵な人に違いないと思っていたのですが、初めて会ったときに抱いたのは、言い知れない違和感……。私は何も悪いことをした覚えはないのですが、私への態度だけ違うのです。

このままモヤモヤした気持ちを抱えたまま付き合うのは嫌なので、思い切って直接尋ねてみることにしました。

 

目の敵にされる私

義姉は私の家族の前では猫をかぶっていたようです。2人になった途端、態度も口調も悪く、本当にびっくり。「実家に寄生しているニートの分際で、私に話しかけないで! どうせ遺産を狙ってるから働かないんでしょ!」と言ってどこかに行ってしまい、話になりませんでした。

 

義姉が兄と結婚したのは、うちの遺産目当てに違いありません。わが家には大きくて立派な実家を含め、いくつかの土地があります。私の存在が邪魔なのでしょう……。しかし私はニートではないのですが……。

 

ことを荒立てるのも面倒なので、この一件は私の胸に納めておくことにしました。

「家族に嫌われてかわいそう!」

しかし、兄夫婦の引っ越しをきっかけに、またもや面倒なことが起こります。義姉は「新婚生活が充実するように、素敵な家に住みたい」と両親に訴えかけたよう。兄に甘い両親は、好立地にあるタワマンを兄夫婦に用意したのでした。

 

両親が引っ越しの手伝いに行っている間、私がひとり家に残って仕事をしていると、突然義姉から電話が……。関わりたくありませんが、ここで無視をして揉めるのも嫌なので、一応出ることにしました。

 

すると義姉は「家族に嫌われているって知ってた?」と、私をあざ笑ったのです。どういうことかと思って話を聞いていると、兄は父と母に合鍵を渡しながら、「妹にはいらないよな。ここに来ることはないし」 と言って、みんなで一緒になって笑ったと……。

 

そんな様子を見て、私が家族から仲間外れにされているとわかったと、得意げ。義姉は「嫌われ者のニートには新居の場所も教えない」と高笑いし、電話を切りました。

 

義姉の大いなる勘違い

義姉の話を聞いていて、彼女がとてつもなく大きな勘違いをしていると気付きましたが、関わりたくない一心でだんまりを決め込みました。

 

しかし後日、道端でバッタリ義姉に遭遇……。「こんな高級街で何をしているのか」と嫌そうに聞かれました。ここで出会ったのは何かのお告げかもしれません。私は、義姉に隠していた秘密を明かすことにしました。

 

私は目の前にそびえ立つタワマンを指し「私の家ね、ここなんだ」と伝えた私。義姉はわけもわからず、顔をしかめていました。

 

実は兄夫婦が住む部屋は私のもの。マンションの一室を持っているものの、実家暮らしの心地よさに気付いてしまった私は、しばらくの間家を空けていました。そこで義姉から住む家のおねだりがあったので、両親に頼まれて兄夫婦に貸すことにしたのです。

 

合鍵を渡さないと言ったのも、私を仲間外れにしたのではなく、元々は私の家なのですでに鍵を持っているから。その証拠に、カバンからマンションの鍵を出して義姉に見せました。

 

実家暮らしで毎日家にいるというだけでニート扱いした義姉には、私は在宅できちんと働いていることも教えてあげました。

義姉の本性見たり!

あの部屋に住み続けたいのなら、私への無礼を謝罪して態度を改めるように言うと、義姉はなぜか逆上。私への暴言が止まりません。しかしどれも負け犬の遠吠えにしか聞こえませんでした。

 

そんな中、義姉が聞き捨てならないことを言いました。兄と結婚したのは玉の輿に乗るため。好みでもない兄と一緒にいる私に感謝しろ、と叫ぶ義姉。「やさしいだけの、つまらないオタク男、お金がなければ価値がない」とまで言われてしまいました。

 

ちょうどそのとき、兄が私たちの前に現れました。なんともジャストタイミング……これから家族で買い物に行く約束をしていた私たち。義姉に見つかったのが、待ち合わせ場所だったのです。

 

話をすべて聞いていた兄は、即離婚を言い渡しました。義姉は必死で兄にすがりますが、お金目当てで夫婦になった人間を信用することはできないと突っぱねられました。

 

実は義姉、返済が追いつかないほどの借金があるのだそうです。義姉のその後は、家族の誰も知りません。改心し、人を頼りにすることなく自分で一生懸命働いて、借金を返済できていればいいのですが……。

 

 

まじめに働きお金を稼ぐのは、人として大切なこと。人をアテにしていると、いずれ悲惨な末路を迎えるかもしれませんね。

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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