精神的に不安定になり、家族の監視下で暮らす豪汰の前に現れたのは、不倫相手・亜美の母であり、学生時代に関係を持った美奈子。美奈子は、豪汰との過去の関係が夫にバレて追い出され、助けを求めてきたのです。困った豪汰でしたが、これをきっかけにヨリを戻せるかも…と考え、美奈子の娘である亜美に連絡をとったのでした。
不倫相手だった亜美が出した「助ける条件」とは…
不倫相手だった亜美が、自宅に母を受け入れるために出した条件は、なんと「豪汰の本妻と浮気相手も一緒に連れてくること」。自分が関係を持った女性たちを揃えるような条件に絶望する豪汰でしたが、ヤケ酒を飲みながらいろいろと思いあぐねているうちに、ふとあることを思いついたのでした。
この期に及んでも、豪汰の頭の中は「亜美も加害者だろう」「景子も夫の浮気くらい大目に見ろ」「女と男じゃ性欲が違って当たり前」「美奈子さんと成美も最後までいい大人の関係を保ってくれよ」と、自分勝手なことばかり。とくに自分の不貞行為が原因で招いた状況にもかかわらず、「離婚に応じたとしても、慰謝料は絶対払いたくない」なんて、責任感もゼロ…。
こんな無責任な人間は、誰かと一生を共にするなんて、考えてほしくないですね。