亜美に、本妻や浮気相手などを呼び出すように言われたことをきっかけに、彼女たちを拘束し、自分の思い通りにしようと考えた豪汰。しかし、部屋に入ると、逆に豪汰が拘束されてしまいます。そこへ不倫相手の亜美、本妻の景子、もう1人の不倫相手の成美、そして修羅場を見守ってきた大学時代の仲間、美咲とタカが現れたのでした。
反省の色を示さない夫・豪汰に、女性たちは…
多感な中学生時代に、憧れていた豪汰が母と不倫していることを知り、傷つき苦しんだ過去をもつ亜美。その亜美が豪汰と不倫関係になったのは、仕返しのためでした。そして、シングルマザーであった成美は、豪汰に離婚間近だとだまされて、不倫関係になりました。そんな女性たちの思いを知っても、相変わらず反省の色を見せない豪汰。そんな豪汰と16年間を共に過ごしてきた妻・景子は包丁を取り出し、浮気を繰り返してきた豪汰に対し「どうして結婚しようなんて言ったのよ!」と詰め寄ったのでした。
この期に及んでも、反省した様子はなく「二度と俺に逆らえないようにしてやる」「お前は一生俺に仕える嫁だ」「お前らの言いなりになんか誰がなるかよ」「慰謝料だって払わねーし、謝罪もしねー」と、自分勝手を貫く豪汰には、あきれるしかありませんね。
そんな豪汰と16年も付き合い続けてきた景子の気持ちを考えると、いたたまれない気持ちになります。包丁を出す、という行為は決してよいことではありませんが、そこまでしたくなる景子の気持ちを理解できるという人も多いのではないでしょうか。