出産を控えて里帰り中の私に実母が放った、衝撃の言葉
妊娠中、一番ショックだったのは母親からの「そんなにダラダラしてたらいつまでたっても生まれやしないわよ」という言葉でした。確かに産休に入って実家にお世話になり、少しはだらけていたかもしれないけれど、そんな言い方しなくても……と私は悲しくなりました。
このひと言は、妊娠中の不安定な気持ちに大きなダメージを与え、私は涙が止まりませんでした。特に初めての妊娠で、不安と期待が入り混じっていた私。妊娠中は心が揺れやすかったのもあり、そんな中での母親からの厳しい言葉は、本当にショックだったのです。
母親から言われたショックなひと言は朝の8時ぐらいに言われたため、私は思わず家出を決意。とりあえず実家をあとにし、どこに行こうか考えたときに休日だったことに気が付き、実家から徒歩と電車で30分ほどの自宅に避難しました。
この出来事を受けて、父親が非常に心配して何度も電話をくれ、父には自宅に向かっていることを伝えました。家出した日は土曜日か日曜日で、私は夫に事情を説明して日中は自宅でゆっくり過ごしました。
やがて気持ちが落ち着いたので、結局その日の夜には実家に戻ることができました。出産予定日をだいぶ過ぎていたこともあり、母親も私と赤ちゃんの健康を心配してのひと言だったと今ならわかります。しかし、私にとってはそのひと言が非常に重く感じられ、悲しい気持ちになったのです。
結局、1人目の出産は出産予定日を12日も過ぎ、予定日超過で入院し、ようやく出産となりました。
信頼と尊敬をしていた母親からのきついひと言は、私にとって苦い思い出ですが、今では笑えるエピソードになりました。長女がもう少し大きくなったらこんなことがあったんだよ。と笑って話してあげようと思います。
著者:高橋 ゆり/40代女性/2021年と2023年生まれの2人の女の子のママ。子育てを趣味にしつつ、同じコロナ禍で出産したママたちとコミュニティを形成して子どももママも楽しく過ごせる環境を模索中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)