肉と野菜を別に炒めて、ワンランク上の味
参考にするレシピは、NHK『きょうの料理』で、伝説の家政婦・タサン志麻さんが紹介した「志麻さんの肉野菜炒め」です。
家政婦ならではのレシピは、自宅にある設備や材料で驚きの仕上がりになるコツが満載。今回は手順に秘密があるんです。
さらに、私が意外だったのはオイスターソースで味をつけること。食欲がわく味付けにも注目してください!
タサン志麻さん「志麻さんの肉野菜炒め」の作り方
材料(2人分)
・豚こま切れ肉…150g
・キャベツ…1/4個 (200g)
・ピーマン…2個(60g)
・にんじん…1/4本(40g)
・もやし…1/2袋(100g)
・サラダ油…適量
・塩…適量
・黒こしょう(粗びき)…適量
【A】
・にんにく…適量
・しょうが…適量
・オイスターソース…大さじ1
※筆者は今回、サラダ油は大さじ3、にんにくは大さじ1/2、しょうがは大さじ1/2使用しました。
作り方①野菜を切る
キャベツ、ピーマン、にんじんは食べやすいよう一口大に切ります。
にんにくとしょうがは、みじん切りにしてください。
作り方②サラダ油を絡めてから、野菜を炒める
①で切った野菜ともやしをフライパンに入れ、火をつける前にサラダ油大さじ1をからめます。
サラダ油は規定量の大さじ1だと野菜全体に行き渡らなかったので、筆者は大さじ2を使用しました。
強めの中火にかけ、1~2分炒めます。先に野菜に油をからめることで焦げにくくなるので、炒めるといっても時々混ぜる程度でよいそう。
野菜のボリュームがしっかりあってかさが減るまで混ぜにくかったので、深めのフライパンを使うのがおすすめです。
じんわりと水分が出てきたら、ざるに上げて蒸気を逃がしましょう。
作り方③下味をつけて、豚こま切れ肉を炒める
豚こま切れ肉に塩・黒こしょうを振ります。
この時にパックの中で丸まっている肉を一度広げておくと、焼きながら焦らなくて済みます。
フライパンをサッと拭いて、サラダ油大さじ1をひきます。強めの中火で肉の両面をサッと焼きましょう。
色が変わったら【A】を加えて、軽く炒めます。
時間の指定はないので、私は肉に火が入りすぎないように気を付けながら、にんにくとしょうがに軽く火を通すことを意識しました。
作り方④肉と野菜を合わせる
野菜を戻し入れたら手早く混ぜ、すぐに火を止めましょう。お皿に盛り付けて完成です!
さすが志麻さん!肉と野菜の良さが際立つ一皿
え、これが野菜炒めなの……?豚こま切れにしっかり味がついていて、オイスターソースの旨みがガツンと効いています。
にんにくとしょうがを後半に加えることで、香りが強く食欲がそそられる味に。
これまで最初に炒めて油に香りをつけるのが私の常識でしたが、間違っていたのかとつい自問自答しました。
続いて驚いたのは、しっかり火が通っていて甘いのにシャキシャキした野菜の食感。
噛み締めるとジュワッとするほどみずみずしくて、少し煮詰まったオイスターソースと野菜の水分がちょうどよい塩梅。
これならごはんも進みます!
シンプルな肉野菜炒めも得意料理に
肉だけに味をつけることでメリハリが出て、野菜はシャキシャキに。少し手順を変えるだけで、いつもとはまったく違う仕上がりになるのが衝撃的でした。
スーパーで安く売っている食材でも、冷蔵庫の余りものでも、このレシピならきっとおいしくできること間違いなし!
お得でおいしい肉野菜炒め、ぜひ作ってみてください。