彼と暮らし始めて判明したこと
彼と私は同い年。専門学生だった19歳のとき付き合うようになり、すぐ一緒に暮らし始めました。身だしなみもきちんとしていたから一緒に住むまでわからなかったのですが、彼はとにかく物を捨てない人だったのです。
小さくなった鉛筆や映画の半券、失敗してまずくなった手料理ですら「いつか食べるから」と袋に入れて、冷凍庫に眠らせる始末です。どうして捨てないのかと聞いたところ、深い意味はなく、「いつか使うかもしれないから」「もったいないから」とのことでした。
そこで私は、彼に片付けの本を読ませてみたり、部屋が汚いのはよくないといった内容の動画を見せたりしながら、彼のマインドを「きれいな部屋のほうがいいよ」という方向へ少しずつ誘導。その甲斐あって、結婚した今では、家族みんなが使う部屋では物を溜め込まないで、きれいにしてくれるようになりました。
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よく言えば、彼は物を大切に使う人。すてきなことですし、手当たり次第に物を買われるよりは断然いいかもしれませんが、それにしたって限度があります。そのところをどうしてもわかってもらいたくて苦労しました。とはいえすべてにダメと言わず、彼のテリトリーである作業場は好きにしてもらって、ほどよくガス抜きを図っています。
著者:大林ゆりか/30代・結婚10年目の専業主婦。夫と子どもと犬2匹と暮らしています。
イラスト:わかまつまい子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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