楽しい夕食が戦闘モードに
ある日の夕食時、今日あったことなどを夫と話しながら楽しく食事をしていると、リビングの隅にササッと動く黒い謎の物体を発見しました。
夫もその謎の物体に気がついていたので、お互い無言で目を合わせて「何かいる」と意思疎通をし、静かに立ち上がりました。私は物音を立てないようにキッチンの引き出しからラップを取り、2人分の夕食にかけて、もし虫が飛んできても夕食の中に入らないように準備をしてから片手にスリッパを。
夫はスリッパと雑誌を丸めたものを両手に持った二刀流スタイルでした。
黒いヤツと戦闘開始!
夫が足音をたてずにそろりそろりと黒い謎の物体に近づくと、正体は小さな……ゴキブリでした。私は夫の斜めうしろから物体を確認。
夫と目を合わせて「いざ、戦闘開始!」と、夫が手に持っていたスリッパを勢いよく振り下ろしました。しかし、ゴキブリはそれを素早く回避。リビングの隅で素早く走り回るゴキブリに私と夫は必死に手に持っていたスリッパや雑誌を丸めたものを振り下ろしましたが一向にヒットしません。攻撃する私たちと逃げ回るヤツの戦いがしばらく続いていましたが、物体が家具の隙間に隠れてしまいました。
ヤツの反撃に私は…
私と夫は床にはいつくばるような姿で家具の隙間に隠れた敵を探しました。ゴキブリが姿を現したときにすぐ戦えるよう手に持っていたスリッパを握りなおしていたら…… ヤツが突然、私の目の前に!
私はビックリして「ギャー」と声を上げながらうしろにのけぞり、しりもちをついてしまいました。しかし、その隙に夫が素早く退治!
私はゴキブリとの戦いが終わり立ちあがろうとすると、足腰に力が入らなくて立てなくなってしまいました。おそらく「腰が抜けた」という状態だったと思います。夫に支えてもらいながらヨロヨロと立ちあがり椅子に座り夕食を再開。
この戦いから何カ月経った今でも「ギャーって叫び声としりもちついて腰を抜かしたのはおもしろかった」とたまに言われることがちょっとくやしい今日このごろです。
著者:吉野詠美/40代女性・技術系事務、経理、ショールーム受付、小売業、BAなどの仕事を経験。趣味は、コスメ・メイク・スキンケアなど美容に関することへの探求、読書、アニメや海外ドラマ鑑賞、投資など。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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