陣痛中もそばを離れなかった夫
長男の出産は、想像以上に過酷でした。お互いまだ若く、夫に父親としての自覚があるのか少し不安に感じていた私。しかし陣痛が始まってからの夫は、ずっと私の手を握り、汗を拭いてくれ、必死に励まし続けてくれました。
「大丈夫、もう少しだよ」と声をかけてくれるその姿に、心が支えられたのを覚えています。
帝王切開の立ち会いで見せた涙
なかなか赤ちゃんが産まれず、最終的に帝王切開に。手術室に入るのを嫌がるかと思っていたのに、夫は迷わず立ち会ってくれました。
そしてわが子が産声をあげた瞬間、涙を流しながら「ありがとう」と私に言ってくれたのです。普段泣かない彼のその姿に、胸がいっぱいになりました。
感情を出してくれる人だったと気付いた
日々の生活の中では、つい夫に腹を立てたり、嫌なところばかり目についてしまうことがあります。
でもあのとき、涙を流してくれた姿を思い出すと、「本当はとてもやさしくて、感情豊かな人なんだ」と改めて感じました。そして、かつて「心がない」と言ってしまった自分を思い出し、申し訳ない気持ちにもなりました。
まとめ
出産という大きな出来事を通して、夫の本当のやさしさと強さに気付くことができました。普段は無口で感情を表に出さない人でも、心の中では深く愛情を抱いているのだと、あの瞬間の涙は、私にとって「この人でよかった」と思わせてくれた一生の宝物です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小林麻央/20代女性・主婦
イラスト/きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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