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「良くなる未来が見えねぇ~」父の暴言はなくなったものの #預金資産ゼロの父が倒れた話 145

「預金資産ゼロの父が倒れた話」第145話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。

エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。紆余曲折の果て、別の病院に移るも精神不安定で暴れるようになり、鎮静剤を打たねばならない状況に……。車椅子にベルトで固定されながら病棟の廊下を放浪しているお父さんの姿を見て、ショックを受けるエェコさん。さらに数日後、お父さんの実家の家財処分を進め、残ったのは段ボール箱2つ。切ない気持ちになりました。

その後、固形食を受け付けなくなったお父さんは半流動食へと移行し、再びリハビリ院に戻ることに。リハビリ院では紙おむつをズラして服を濡らしてしまうようになり、これまで週1だった洗濯交換が週3に増加。4回目の呼び出しがきて、エェコさんの体力・時間・精神は限界到達。出費を覚悟で洗濯業者に頼むことにしたのでした。自分でできることが皆無になり罪悪感の波に襲われたエェコさん。介護らしいことは何もできず、金銭的にも行政に頼りきりだったのです。こうして半月後、お父さんの容態を聞きに行くと、暴言は収まり穏やかな状態だとか。ただ、すぐトイレに行きたがるらしく……。

お父さんの容態については、他にも症状多数。注意散漫で半流動食すらほぼ食べず、マスクを着けるとよだれが止まらないのだとか。さらに、血圧が低下したので点滴をしたことや、リハビリができない日もあることを聞き、暴言がなくなっても手放しで喜べないエェコさん。車椅子でグルグルする元気だけはあるようなのが唯一の救い(?)で……。

 

 

介護度も上がる?

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

預金資産ゼロの父が倒れた話 145

 

主治医の先生の話では、「要介護度4」に上がるとのこと。重度の介護と全般的介助が必要で、自立歩行できず理解力も低下している父は、まさにその段階に達しているのかも……。暴言がなくなったのは本当によかったと思っていましたが、それ以外は悪くなっている気配しかありません。

 

青空の美しい帰り道で自転車をこぎながら、私は、「良くなる未来が見えねぇ~~~つれぇ~~~」と心の中で絶叫していました。

 

--------------

介護度の再調査を控えるエェコさんのお父さん。暴言を吐かなくなって落ち着いたかと思いきや、悪くなっている気配しかありません。完治するけがなどと違い、良くなる未来が見えないというのは本当につらいですよね……。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターエェコ

    長男と長女を持つヲタママ。妊娠コミックエッセイ『腐女子な私が、母親に!?』がKADOKAWAから発売中。

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