出産直後にやってくる恐怖の「産褥熱」を回避するには?【助産師に相談】

2018/05/01 19:00
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、つらい産後の「産褥熱」で入院することになり、不安に駆られているママさんからの相談です。
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出産入院のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、つらい産後の「産褥熱」で入院することになり、不安に駆られているママさんからの相談です。

 

Q. 産褥熱にかかってしまったのですが、状況がよく分からず不安です

40度以上の熱が24時間たっても引きません。風邪薬、解熱剤ではよくなる様子がなかったので、インフルエンザの検査もしたのですが、反応なしでした。子宮内感染症とも言われましたが、よくわかりません。とりあえず入院中で4日目になりますが不安ばかりです。

 

子宮収縮がうまくできていなかったのでしょうか? 悪露が中で溜まるとはどういう状況ですか? ちなみに出産後16日間の性交渉は一切ありません。
 

宮川めぐみ助産師からの回答

質問者さんは、今も入院中でしょうか? とても不安ですよね…。お子さんとも離れてしまっていると思いますので、とても気がかりかと思います。

 

その後はいかがでしょうか? お熱は下がりましたか? 悪露は血液で、血液は栄養も豊富なので、感染源になりやすかったりします。たとえば長時間パットを替えられなかったり、保清がうまくできていなかったりすると菌が繁殖して子宮内で感染してしまうこともあります。

 

しかし、はっきりとした原因はわかりません。子宮の収縮状況や悪露が今どのくらい溜まっているのかなど、その辺りの詳しいことは担当の先生に確認してみてくださいね。

 


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0

 

産後すぐに苦められる「産褥熱」。その原因は?

今回の質問者さんの症状は、産後の身体の変化により起きる「産褥熱」というものです。産褥熱は、出産時に生じた傷口から細菌が侵入し、子宮内に感染が広がって炎症を起こすことによって生じます。

 

産褥熱を患うと身体もかなりつらいといいますが、何より産んだばかりの赤ちゃんと引き離されて、精神的に参ってしまいます。絶対にかからないとは言い切れませんが、ご自身でできる限りの予防はしておきましょう。
 


自分でできる産褥熱の予防とは?

■体を清潔に
まず、からだを清潔に保つようにしましょう。ただし、1カ月健診前の入浴、排せつ後のビデの使用はNGです。排泄後は、清浄綿を使用し、外陰部を清潔にしましょう。

 

■こまめにトイレに行きましょう
出産後は、尿意がはっきりしないことがあり、排尿間隔があいてしまうことがあります。これはじょじょに回復していきますが、排尿間隔があいてしまうと、膀胱が充満し、子宮収縮を妨げる要因になってしまいます。なるべく定期的に排泄するようこころがけ、その際にナプキンもこまめに取り換えるようにしましょう。

 

 ■悪露の変化に注意
ナプキンをかえるとき、悪露の変化にも注意しておきましょう。レバーの塊のような悪露や悪臭を伴う悪露など、いつもと違う悪露が出る場合は要注意です。

 

 ■適度な運動と休息
会陰切開をしていたり帝王切開後は、傷の痛みがあって、なかなか動くのもままならないかもしれません。しかし、ずっと寝たきりでは悪露の排泄が促されません。無理のない程度にじょじょに活動の範囲を広げていきましょう。

 

産褥体操も効果的です。その一方で、赤ちゃんのお世話で疲れがたまってしまうと、免疫力も低下してしまいます。疲れたら休むようにし、お食事もしっかり摂るよう心がけましょう。

 


※引用元: 基礎知識(出産)「産後に起こる産褥熱とは?原因や症状、治療方法と予防法について」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/birth/906  〉

 


出産を乗り越えたお母さんの身体は思った以上に変化が大きく、まさに全身全霊で産み出すため、いろいろな器官が支障をきたしてしまっている場合があります。慣れない赤ちゃんのお世話に自分のことは疎かにしがちですが、何をするにも、まずは健康第一です。自分の体調について振り返る時間を少しでも設けるようにしてみてくださいね。

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!


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