しかし、同僚や課長はユキエさんを労わる言葉をかけ、会社は欠勤・早退してしまうことを承知しているから問題ないとかばってくれました。
課長はズル子が先日家族の体調不良のため欠勤したことを挙げ、「自分は良くて他の人は駄目って、それは違うんじゃない?」とズバッと指摘。
それに腹を立てたズル子は、ユキエさんが子どもを預けている保育園をネットで調べ、「発熱は嘘で子どもをダシにしてサボっているのではないのか」と問い合わせました。
数日後、ユキエさんは休憩時間にズル子を呼び止め、追及します。
あの手この手で言い逃れようとしたズル子でしたが、独身実家暮らしにもかかわらず、パソコンの検索履歴から保育園の電話番号を調べたことがバレてしまい、「あんたが不自然な欠勤早退を繰り返すから確認したのよ!」と言い、開き直って……!?
保育園に電話した同僚の言い分…ついに上司が!?
ズル子は「仮病の疑いがあるから電話したから業務の一環でサボりではない!」という主張でユキエさんへ対抗します。対してユキエさんは「仮病じゃないしそれが業務の一環なわけない!」と言い返しヒートアップ!
ズル子が「社会人としての責任が果たせないなら会社を辞めろ!」とユキエさんに迫ったところで、ようやく課長が仲裁へ乗り出しました。
課長はズル子に対し、「実際にユキエさんが抜けたことで他社員の仕事量や残業時間は増えていない」「ユキエさんが休んでみんな困るというのは"ウソ"」と、力強く言いのけました。
さらに「言いがかりでユキエさんを責めるのはやめなさい」とまで言ってくれたのです。
課長は業務のリスクヘッジとして、ユキエさんにある程度のスパンを持ってできる仕事など、急に抜けても支障をきたさないを業務を任せてくれていたよう。
しっかりとした根拠のもと、課長がズル子の行為を「言いがかり」と言ってくれたことで、ユキエさんも少し安心できたのではないでしょうか。
しかしながら、子どものことで休みがちになってしまうことで生じる急な仕事を、それ以外の社員のマンパワーで乗り切れば大丈夫と考えている会社も少なくないのは事実です。
この会社の課長のように、会社として小さい子どもを育児中の社員に対してへの配慮が増えれば、ママたちがより働きやすい環境になるかもしれませんね。
よういちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。