庭で始まった手持ち花火
夏祭りを満喫したあと、ちょっと休憩しようということになり、すぐ近くにあるママ友宅へ。娘のお友だちで年長さんが5人と、それぞれに下のきょうだいがいて、当時2歳になったばかりの息子が最年少でした。
庭で遊んだり、ママ友宅の中で遊んだり好きな場所で過ごしていた子どもたち。そのとき娘と息子は庭で遊んでいて、私は家の中で他の子と遊ぶかたちになり、わが子たちのことは外にいた3人のママ友にお願いしていました。
しばらくすると、外から楽しげな声が。家の中で遊んでいた子どもたちと外をのぞくと、どこから出したのか手持ち花火が始まっていました。そこで一緒にいた子どもたちも連れて、庭に出たのですが……。
息子の行動にヒヤリ!
外に出たとたん、目に飛び込んできたのは、息子が花火を持っている姿。そばには大人は誰もおらず、自分で他の子から火をもらって、その火花を触ろうとしているのです。
「危ない!」と思わず叫び、息子に駆け寄り、火花を触ろうとしていた手を握って押さえました。幸い息子は火花には触れず、間一髪でやけどは避けられました。
その後、私はずっと息子にくっついて、誰もケガをすることなく無事花火は終了。庭にいたママ友たちは「目を離して本当にごめん!」と謝ってくれました。ママ友たちは花火の準備に気をとられてたまたま息子が1人の時間ができてしまったようです。
「誰かが見ていてくれるだろう」という油断は危ないとつくづく実感し、花火などは例え子どもが大きくなっても、細心の注意を払わなければいけないと思った出来事です。
著者:山口花/30代女性。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)