トイレに入った瞬間、末っ子の泣き声が聞こえ…
その日私は、3人を子ども部屋で遊ばせ、隣の部屋のベビーベッドで眠る末っ子を見守りながら過ごしていました。様子がわかるように子ども部屋のドアは開け放ち、私は2つの部屋を行ったり来たり。
ちょうど末っ子が眠ったタイミングで、私は子ども部屋と末っ子がいる部屋をつなぐドアを閉めて、トイレに向かいました。すると、トイレに入った瞬間、タイミングよく末っ子が泣き出してしまったのです。
すぐにトイレを済ませて戻ると、なぜか末っ子を寝かせている部屋のドアが開いていました。驚いて部屋に入ると、なんと長女の友だちが首のすわっていない末っ子をベビーベッドから抱き上げようとしている瞬間でした。
「危ない!」なんとか食い止めたけれど…
私は急いで止めに入り、「危ないからベビーベッドから赤ちゃんを抱っこしないでね」となるべく冷静に長女の友だちに伝えたものの、内心はとても焦っていたのを覚えています。長女の友だちはきょうだいが多いこともあり、私に止められたことにキョトンとしていました。
子ども部屋を確認すると、わが子たちはそれぞれお人形遊びや絵の具遊びに夢中で、集中すると周りが見えなくなる長女は、友だちが隣の部屋へ移動したことに気が付いていない様子。
赤ちゃんの泣き声が聞こえて抱っこしようとした友だちに悪気がないのはわかります。しかし、「もし抱っこして落としていたら……」と思うと、自分の危機管理の甘さを反省しました。
普段わが子とは、赤ちゃんを勝手に抱っこしないことを約束しています。しかし、これを機に、わが家に遊びに来る友だちにも「閉まっているドアは勝手に開けない」など、わが家のルールを共有することにしました。それ以来、今回のような事件は起きていませんが、友だちが来るときはいつも以上にしっかり見守らなければいけないと肝に銘じた出来事でした。
著者:河原りさ/30代女性/2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
イラスト:ミロチ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)