え…今なんて!?
先日、年少の次男にもその時間がありました。前もって自宅で「おなかにいたときはどうだった?」と聞くと、残念ながら次男は「わかんない」で終わってしまいました。ある日、家事をしていると、兄弟2人で話している声が聞こえてきました。長男が「おなかの中にいたときは赤くてあったかくなかった?」と次男に聞いていました。すると、次男は「うん。そうそう」と頷いており、私は聞き耳を立てていました。すると、下の子は「おなかの中気持ちよかったけど、トイレガマンしてたから早く出たかったんだよねー」と話していてビックリしました。というのも、次男は「鎖肛」の疑いがあり、私は臨月に緊急入院していたのです。生まれた直後に大きな便が出て、先生と助産師さんが歓喜の声をあげたのです。
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生まれてからはすっかりそのことも忘れて毎日慌ただしく過ごしていたのですが、おなかの中で大きいほうをガマンしていたんだなぁとあとから知り、ビックリしてしまいました。そして、私には話せないことも兄には話せるんだなと兄弟の絆を感じ愛おしく思えました。
鎖肛:生まれつき、肛門の形成がうまくいかない病気。完全に肛門が閉鎖していることもあれば、直腸が尿道や腟など、直腸が本来つながるべきではない位置と交わっているタイプなどさまざまなものが含まれます。
著者:いっちゃん/30代女性・主婦。 7歳、3歳の男の子を育てる母。フリーでデザイナーをしています。家族でゴロゴロするのが楽しみ笑
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)