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「なぜ…」結婚の挨拶に行ったらフル無視された私→「良かった!」と母、ウソのような出来事とは?

女手1つで私を育ててくれた母。ジュエリーショップを開き、自身もデザイナーとして頑張っています。苦労をいとわず、大学にもきちんと通わせてくれた自慢の母に背中を押され、彼の実家へ結婚のごあいさつに行ったのですが……。

ごあいさつの日が近づくにつれて私の緊張は高まり、不安でドキドキしっぱなし。そんな私を母は「お母さんの子だもの、大丈夫!」 と、送り出してくれました。でも、結果は……。

「今日、彼の両親に会ったんだけどさ」
「ずっと無視されてたよ……」
「そう、良かったじゃない!」
「え?」

ウソのような出来事

彼のご両親に気に入られなかったと話す私に、気に入られなくて良かったと言う母。母の言葉の真意がわからず困惑していると、とある出来事を教えてくれたのです。

 

実はその日の朝、母が経営するジュエリーショップに彼のご両親が来店。息子と結婚させてあげるのだから、タダでジュエリーをよこせと言ってきたそうなのです。ウソのような出来事に、私は言葉を失いました。しかも、その場には彼もいたというのですから、本当に驚きました。

 

彼らは高圧的な態度でVIP待遇を要求し、店の奥の個室でお酒やお菓子を食べ散らかして帰ったとのことです。もちろんジュエリーをタダで渡すことはしなかったので、ブチ切れていたそうで……。

 

彼は私がご両親に無視されていたときも、まったくフォローしてくれませんでした。母のジュエリーショップでも、彼はまったく両親の悪行を止めなかったそうです。母も私も彼に対して不信感を抱くようになり、結婚は考え直そうという話になりました。

 

非常識極まりない彼の両親

翌日、見知らぬ電話番号から連絡を受けた私。相手はなんと、彼の母親でした。まず、結婚のあいさつの途中で帰ったことをなじられました。最初から気に入らなかったけれど、本当にパッとしないし、空気の読めない非常識な娘だと言われました。あんなに無視し続けられたら、普通は帰ると思うのですが……。

 

それを受け、今度は私がジュエリーショップでの非常識な態度を指摘しました。すると彼女は、態度の悪い接客で傷ついたと被害者づらをしてきたのです。ショップのスタッフたちに暴言を吐きまくり、ひどく傷つけたのは間違いなくあちらでしたが。

 

その上、彼女は母子家庭である私たちをバカにする発言までしてきました。しつけのなっていない私を嫁として迎えようとしてあげたのに、その態度はなんだと言います。そして結婚を許すには、母のショップで1番高価な商品を持って謝罪に来いと言い出しました。

 

私が、大企業に勤めるイケメンの息子と結婚できるチャンスを逃したくないと思っていると勘違いした彼女は、結婚を盾にいろいろと注文してきます。温情をかけてやるだなんて言葉をかけてきますが、こんなひどい人たちと家族になるくらいなら、結婚なんてしたくありません。彼女が姑になるなんて、もってのほかですし。

 

人生の伴侶としてふさわしくない…

もちろん結婚は破談になり、彼は引きこもってしまいました。彼の母親は私が彼を振ったことが気に入らない様子。私たちの結婚を許さなかったのに、私から断ったらいけないなんて……。さらに、息子が引きこもったのは私のせいだと思っているらしく、責任を取れと言ってきます。

 

彼は、どうしても私と結婚したいと駄々をこねて、もし復縁できなかったら両親と縁を切ると宣言までしているようです。そのため彼の母親はしつこく私に復縁を迫ってくるのです。でも、どうやら息子のことを思うがゆえの行動というだけではない様子。今さらながら、うちの母が有名で、あちこちの会社の上役などと交友関係があることを知り、手のひらを返してきたところもあるようです。

 

結婚が決まらなくて本当に良かったと思います。彼は非常識な親の言いなりで、自分の思い通りにいかなければ機嫌を悪くし、子どものように駄々をこねる……。挙げ句、親に頼って復縁しようとするような人です。人生の伴侶としてふさわしくありません。

 

そのうち会社にまで押しかけ、復縁を迫るようになった彼の母親。迷惑なので、警察に通報しました。結果、彼女は大人しくなってくれましたが、彼は家で暴れるようになり、家族崩壊の危機だと風の便りで聞きました。

 

次はしっかりと相手を見極めて、人生の伴侶を見つけたいと思いますが、しばらくは、今まで通り母と仲良く楽しく暮らそうと思います。

 

 

 

人生100年時代と言われる昨今。長い人生をともにする相手は、よく吟味したいものです。パートナーはもちろんですが、そのご家族までしっかり知り会うことが大切かもしれませんね。

 

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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