夫のSNSアカウントを覗くと…
ある日、夫がSNSをしていることを知った私。彼のアカウントをさっそく覗いてみました。すると、それは驚きの連続でした。
普段、無口で、子育てにはそれほど関心がないように見えていた夫。SNS上ではまるで「子煩悩パパ」を装っているではありませんか……!
子どもとの仲良し写真や、家族での楽しい時間をアピールする投稿が多数あり、「一体いつこんな写真を撮っていたの?」と驚くばかりでした。
さらに、その投稿には「素敵なパパですね」「羨ましい家庭です」といったコメントが寄せられており、まるで別人のようでした。
私は夫の心のなかには見栄や自己顕示欲が隠されているように感じ、少し不安になりました。現実とSNSでのギャップに戸惑いながらも、夫と正直なコミュニケーションを取る必要性を強く感じるように。
結果的に、SNSが家庭内の問題を浮き彫りにし、夫婦の関係を見直すきっかけとなったのです。
後日、夫と話し合い、SNSと現実のギャップについて率直に意見を交わしました。彼は、家庭内での役割を見直し、実際に子どもと過ごす時間を増やすよう努めてくれました。
これにより、SNSで見せていた理想の姿と現実が少しずつ一致していくようになり、夫婦関係も改善されました。夫は本当はもっと育児に、子どもたちに関わりたかったのかもしれません。SNSには夫の顕示欲とともに、理想としている姿を垣間見た気がしました。
この出来事によって、SNS上の姿は必ずしも現実を反映していないことを身近な夫のアカウントで思い知ったと同時に、夫婦で日ごろコミュニケーションをとることの大切さを感じました。ささいなことから夫とは意見や希望を言い合っていこうと思います。
著者:わたなべさえ/5歳と3歳の姉妹がいる母。出産を機に専業主婦に。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)