家族で海へ行き、磯遊びを楽しんでいると…
夏休みに入り、「海へ行こう!」と思い立った私たち家族は、夫が小さいころによく行っていた自宅から車で2時間ほどの海へ出かけることにしました。小さい砂浜だったこともあり、周りには他に一家族が遊んでいるくらいでほぼ貸し切り。
夫は釣りができるところへ移動し、私と子どもたちは遠浅で子どもでも心配のない深さのところでしばらく遊んだあと、磯遊びをすることにしました。9歳の次女はいろいろな貝を見つけて「これ何?」と聞きながら、初めての磯遊びを楽しんでいました。
5歳の次男も一緒に貝集めをしていましたが、やっぱり泳ぎたいと言うので、私は次男を見ることに。すると、しばらくして近くで貝探しをしていた次女が「これ食べられるよね?」と、バケツに入れたものを見せに来たのです。
体験は大事だけれど
見てみると、黒くてトゲトゲしたものが……。なんと、小さめのウニでした。
「え!? どうやって採ったの?」と聞くと、「次男くんの砂場用シャベルで採ったよ」とのこと。まずは、素手で触っていないことを確認し、「トゲに毒があることもあるから、素手では触らないよ! それから、ウニは勝手に採っちゃダメだから戻そうね」と娘に伝え、ウニを海に戻しました。
その後、娘がバケツに集めた貝を水に浸けたまま置いておくとヤドカリも出てきたので「これは食べられないから海に戻そうね」と他の貝類も戻すことに。初めての磯遊びで娘がウニのトゲを触っていないか一瞬ヒヤリとしましたが、磯の生きものを観察するいい経験ができました。
次女は慎重派なので素手で触れず大事には至りませんでしたが、事前に触っていいものか大人に聞いてから触ることを教えておけばよかったと思った出来事でした。今後も、子どもたちには季節ならではのさまざまな遊びを体験させたいですが、危ないこともきちんと教えていこうと思います。
著者:松田みさと/40代女性/2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)