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義妹の結婚祝い「あなたの席はないわよ」と笑う義母⇒「席は確保してます」と返したら…予想外の結末に

義母は育ちや学歴のいい人が大好きで、あからさまに態度を変えます。その点で私は気に入られておらず。

嫁としていつかは認めてもらいたいと思っていますが、夫と離婚してほしいと言われることも。義実家への訪問も許されておらず、ため息ばかりでてしまいます。そんなときに……。

これまで、家族行事に呼ばれることのなかった私。ですが、義妹の結婚祝いに来てほしいと言われ……。夫とともに会場の高級レストランへ足を運びました。

 

義妹の婚約者は、たしかお医者さんだったはずです。旅行の話などを聞いていましたから。ですが、結婚のお相手はエリートサラリーマン。どうやら義母がお医者さんのご両親の職業が気に食わず、結婚を反対して破談にしたそうです。

 

会場に着くと、義母がニヤニヤしながら待ち構えていました。

席がなくても大丈夫です♪

義妹とは年齢が近く、たまに連絡を取り合う仲。結婚祝いの食事会を楽しみにしていましたが、やはり私の席だけ用意されていませんでした。
「家族の分だけ予約したの」
「高級レストランで恥をかいた嫁はどんな気分?」

どんな気分も何も、私も同じレストランで食事をする予定です。保険をかけておいて良かった……と思いました。
「大丈夫です」
「私も予約してあるので」

 

義母は、私が悔し紛れに言っていると思っているようですが……。これは本当です。食事中も落ち着かない様子でフロアをキョロキョロする義母。ですが、私と夫の姿は見えるはずがありません。

 

 

じつは私と夫は個室で食事をしています。何を隠そう、このレストランは母の友人が経営しているのです。その縁もあり、ここにはよく食べにきています。

 

母は友人がレストランを出すときに出資もしています。清掃関連の会社を経営していることから、義母は何か勘違いしたようでした。いつもバカにしてくるのは、母の正体を詳しく知らないからだと思います。

 

義母のいいなりだった義妹が…

今回の件で、いつか義母に認めてほしいと思っていた気持ちはなくなりました。そして、これまで言えなかったことを義母に告白。まず、自分も母を見習って会社を起こし、経営者となっていること。高級レストランの支払いが大した負担にもならないくらい、稼ぎがあることを説明しました。

 

そして、義妹のエリート婚約者と自分には共通の友人がいること、その友人を通じて義妹には心から愛している人がいることをお相手に伝えてもらったと話しました。結婚は破談になるだろうと言うと、義母は怒りを抑えられない様子で顔を真っ赤にしています。

 

後日聞いた話によると、義妹はあのお医者さんと結婚すると言って家を出ていったそうです。婚約者として連れてこられたエリートサラリーマンは義母が探してきたお見合い相手で、義妹はかなり圧をかけられ、結婚を強要されたと聞きました。

 

義妹は母親の性格を知っているので、好きな人と結ばれることを当初諦めたのだと思います。義母は気に入らないことがあると、かんしゃくを起こして怒鳴ったり、物を壊したりするそうなので。義妹も夫も、義母の行動に翻弄されてきました。

 

親子関係を考え直した結果

今回の件を機に、義母は子どもたちから連絡先をブロックされました。縁を切る直前、これから私の面倒は誰が見るのだ、教育にどれだけお金を使ってきたかわかるかと、自分勝手なことを言っていましたが……。

 

裏を返せば、かけてもらったお金を返したら、子どもたちは自由にしていいということですよね。それならば、夫は毒親からの卒業が確定です。就職してからというもの、毎月仕送りをし、ボーナスもほとんど巻きあげられていたそうですから。

 

気持ちがおさまらない義母はこちらに押しかけてこようとしましたが、それも考えて数カ月前に引っ越し済み。夫は転職もしました。もちろんこの話は家族の誰にもしていません。

 

ここまできて、義母は自分の置かれた状況に気づいたようです。何度も謝罪をしてきてましたが、遅かったですね。夫の気持ちが変わることはなさそうですし、私も自分や母をさんざんバカにした義母と仲良くするつもりはありません。

 

子どもたちから縁を切られた義実家は今、大変なことになっているそうです。仕送りがなっくなったことで義母の浪費癖が発覚。夫婦喧嘩が絶えないと風の便りに聞きました。私たち夫婦と義妹夫婦は毒親と離れられたおかげで、幸せに暮らしています。

 

◇ ◇ ◇

 

「親に従うのが当たり前」として子どもに接していると、大きくなってから今回のように歪みが生まれることも。親子であっても「人と人」という関係性は他人と同じなので、相手のことを尊重しながら信頼関係を築きたいですね。

 

【取材時期:2024年7月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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