カランカランアイスとは?
アイスの移動販売のことをカランカランアイスと呼んでいます。
いつもお婆ちゃんが頬被りをしてカランカランと鐘を鳴らしながらアイス販売が来たと知らせてお客さんを呼び込んだのでカランカランアイスと呼ばれたアイス屋さんです。
実際、鐘を聞いた記憶はありませんが私はチリンチリンアイスと呼んでいました。地域によっては呼び方が少し違いますが同じ味を食べて育ってきました。
私はお婆ちゃんの販売のイメージが強いですが、近年若い販売の方が増え、男性のこともあります。お祭りや運動会をする小学校の校門前など、子ども達が集まる場所で見かけます。
アイスを大量に買える!?「ジャンボアイス」
こちらはみんな大好きカランカランアイスの中身「ジャンボアイス」です。
TBS『マツコの知らない世界』の2024年8月放送「アイスの世界」で、「絶やしてはいけない!地方のレジェンドアイス文化」としても紹介されたアイスです。
商品名:ジャンボアイス
価格:440円(税込)
重量(内容量):バナナ740g、苺、ブルーハワイ、メロン800g
エネルギー:バナナ659kcal、苺、ブルーハワイ、メロン959kcal
青森県弘前市の農産物産直売所『野市里(のいちご)』で購入した出来るジャンボアイスの種類は4種類。
バナナ、苺、ブルーハワイ、メロンの4種類です。
こちらの野市里では「嶽きみソフト」というトウモロコシのソフトクリームで有名な場所でもありますが、私は今回ジャンボアイス目当てなので嶽きみソフトは我慢です。
車社会青森。帰りの車で溶けないように、クーラーボックスを持参で購入してきましたよ。
アイスは新聞で包んでくれます。自宅までは1時間くらいかかりましたが無事溶けずに持ち帰ることが出来ました。
アイスを器に盛ってみよう!
ガラスボールにアイスを出してみました。
白色(黄色に近い色)がバナナ味、ピンクが苺味、青色がブルーハワイ味、緑がメロン味です。
青森県民なら家庭に1つはあるホタテを貝殻から剥がすヘラを使用して、アイスを盛っていきます。
カランカランアイスで盛ってくれるときの実際のアイスのヘラはもっと大きいです(笑)。
アイスはシャーベットよりきめ細かな質感です。ヘラで崩してどんどんやわらかくしていきます。
ヘラで形が自由に出来るくらい柔らかくなったら器に盛っていきます。
やわらかいのですぐ溶けてしまいます。急いで作業していきます。
中心にメロン味をのせて周りに苺味で包んでいきます。
ひたすらに包みます。
バラのつもりです。想像していたよりも大失敗です。
こうなるはずでした……。
こちらは青森県平川市の『道の駅いかりがせき 津軽関の庄』で販売している、秋田のバラ盛りカップ(税込260円)です。
想像よりジャンボアイスで形を作るのは難しいですが、私の知っているカランカランアイスは、コーンの上にザッザッザッと盛るだけだったので、専用のヘラがあれば頑張れば私でも販売出来るかもしれません。
可愛い形のカランカランアイス
こちらは近年カランカランアイスの若い販売者の方々が作っている、犬っぽいアイス。
見た目が可愛いのでお祭りの時は行列が出来ています。昔は100円程でしたが、最近は250円くらいで販売しています。
こちらをイメージして私も作ってみました。
1回目でここまで再現できたなら十分じゃないかと自画自賛。
我が家の犬に少し似ています。
・今回の味評価
★★★★☆
理由:いつもは並んで購入するカランカランアイスが、「ジャンボアイス」を買うことで自宅で好きなだけ盛りまくって味わえるのは楽しかったです。4種類ありますが私は味の差をあまり感じません(笑)。濃厚なバニラアイスとは違います。シャーベットが近いと思います。
溶けやすくてベタベタするので、お祭りで発見すると子ども達に見えないように私の背で隠しながら通り過ぎたカランカランアイス。
子ども達は大好きなので絶対に食べたがるんです。でも溶けやすいアイスを子どもが上手に食べるのは難しくベタベタになります。
今回自宅で娘に食べさせながら息子にバレないように隠して歩いた日が懐かしくなり、昨日大学の寮へ戻ってしまった息子へ食べさせてあげれば良かったと少し切なくなりました。
北国・青森で食べる貴重『夏アイス』!絶やしたくない地方アイス文化
青森県民なら必ず食べたことがあるであろう「カランカランアイス」。一部の場所では「ジャンボアイス」として大量に購入することもできます。
夏に観光でお越しの際は人気観光地なら出会えるかもしれません。
その際は溶ける前に上手に食べてみてくださいね。最後までご覧いただきありがとうございました!
※価格や場所などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。