風邪を引いた夫のありえない言葉
実家は遠方で簡単には戻れない中、自宅に帰ってきて初めての育児は、日々孤軍奮闘でした。けれども、もうすぐ年末年始の休みなので、夫も家にいることになるし、育児を一緒にできるとほっとしている私もいました。
しかし、休みに入ると夫は風邪でダウン。頼りにしていたものの、風邪を引いてしまったのは仕方ありません。ただ、夫の言葉は頭に来てしまったのです。
それは……。
「お酒を飲みたいから風邪薬は飲まない」というまさかの言葉でした。
育児を少しでも手伝ってほしいので、私としては回復を願っていました。無理させるつもりはありませんが、夫に同じ気持ちでいてほしかったので、信じられなくてあきれしまいました。
お正月明け、育児の疲れがたまったのか、帯状疱疹(たいじょうほうしん)になってしまった私。初めての切るような痛みに私が苦しんでいると、夫は「俺のせいだよね……」と責任を感じていたようでした。
およそ3週間ほどで回復しましたが、その間、夫は会社を早めに帰ってきてくれて、育児に積極的に関わったり家事をしてくれたりしました。そこで初めて、育児の大変さを夫も痛感したようです。新年早々、痛くて大変ではありましたが、夫にわかってもらうきっかけになったのでよかったかなと思っています。夫は育児の経験値が上がったので、今ではだいぶ夫を頼れるようになりました。
著者:さゆみき/40代女性/5歳の娘と2歳の息子を育てる40代専業主婦。副業をあれこれ模索中。
イラスト:きりぷち
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)