よく喧嘩をするクラスの男子
小学5年生のころ、クラスメイトの中に犬猿の仲の男子がいました。私たちはご近所さんで帰り道が一緒なこともあり、「今回のテストは私のほうが点数がよかった」「俺のほうが体育の成績はいい」など、ささいなことでいつも喧嘩ばかり。
当時の私は彼に負けることがとにかく悔しくて、スポーツも勉強も彼に勝つことをモチベーションに頑張っていたのです。
ズボンと椅子が経血だらけに?
そんなある日のことです。生理だった私は、授業中に経血を漏らしてしまいました。初潮を迎えたばかりで生理にまだ不慣れだったこともあり、ナプキンをしっかり下着につけることができず、ズボンと椅子が経血だらけになってしまったのです。
さらに、後ろの席に座っている犬猿の仲の男子にそれがバレ、「汚ったねぇ〜」と大声で私をからかう彼。私はショックで「ひどすぎる」と号泣してしまいました。その後、担任の先生から2人とも呼び出され事情を説明したところ、彼は不服そうな顔をしながらも謝ってくれたのでした。
女の子が傷つかないよう…
謝罪はされたものの、この日から私は生理が怖くなり、ナプキンを何枚も重ねて着けたり、日中でも夜用のナプキンを使用したりするように。
私の学校では男子には生理の授業をしておらず、クラスの男子たちは生理をからかう風潮がありました。大人になった今は、私のように傷つく女の子が増えないよう、「生理は恥ずかしいもの」という風潮がなくなればいいなと思っています。
著者:藤井なな/20代女性・国公立大学の2年生、地方から上京しひとり暮らしをしています。
作画:まっふ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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