青果のプロが教える!「おいしい梨の見分け方と保存法」
船昌青果店さんとは?
「船昌」は、日本最大の青果物卸売市場「大田市場」に拠点を置く仲卸業者さん。青果の仕入れと量販店への販売を行っています。
「船昌」が運営するYouTubeチャンネル「船昌青果店」では、野菜や果物の魅力を中心に、おいしい食べ方や保存方法などを紹介しています。プロ直伝のお役立ち情報はどれも目から鱗!
簡単に実践できるものが多く、家庭でも試しやすいですよ。
おいしい梨の見分け方
梨を見分けるポイントは、ズバリ、ハリとザラザラとした手触りです!また、持った時にずっしりと重たいものがいいそうですよ。
このポイントを意識してスーパーで梨を見てみると、確かに手触りの異なるものがありました。
個体によっては比較的ツルツルしているものも!
ハリのあるものを選んで持ってみると、ずっしりとした重さを感じました。
外からわかるポイントなので、お店で梨を選ぶ際はぜひ意識してみてくださいね!
ただしフルーツはとても繊細なので、確認する際は取り扱いに注意してください。
梨の正しい保存方法
梨の保存は、すぐ食べるなら常温でOK!食べる直前に冷やすのがいいそうです。
購入後はできるだけ早めに食べるのがおすすめとのこと。
筆者は、別で購入したものを食べ損ねて3日常温で置いていたら、腐り始めてしまいました。やはり購入したら新鮮なうちに食べるのが鉄則ですね。
【検証】半日冷やした梨 vs 食べる2時間前に冷やした梨
梨は冷やしすぎないほうがいいとのこと。
冷やすのは食べる2時間前がおすすめとされていたので、異なる冷蔵時間で食べ比べをしてみました!
1つ目はしっかりと冷える半日、もう1つは紹介されていた2時間です。
それぞれを冷蔵庫から出して手に取ってみると、その違いはすぐにわかりました。
半日冷やしたものはキンキンに冷えていて、2時間冷やしたものはじんわりと冷えている感じでした。
カットした際の見た目に差はなかったので、早速食べてみることに。
【実食】冷やす時間によって味わいは変わるの?
キンキンに冷えた梨は、口に入れた瞬間にひんやり!まだ暑さが残る日にはぴったりでした。
ただ、船昌さんが解説していた通り、冷やしすぎてしまったためか、強い甘さは感じられませんでした。
しかし、ほのかな甘さはあり、歯応えや香りはばっちり!
梨をキンキンに冷やして食べたいという方には、この方法もありかと思います。
一方で、食べる2時間前に冷やしたものは、とてもみずみずしく、甘みもしっかり感じられました。
シャキシャキ感もあり、大満足な食べ心地に!また、香りや酸味も存分に感じられ、梨本来の風味や味が楽しめます。プロがおすすめするだけありますね。
2時間では中まで冷えないのではないかと心配していましたが、全体的にぬるいと感じることはなく、ちょうどいい冷え具合でした。
半日冷蔵したものほどのひんやり感は少ないものの、冷えていないことによる不快感は全くありません。
両方を食べ比べてみて、筆者は2時間冷やしたものが気に入りました!
しかし、ものすごく大きな差があるわけではないので、余裕がある時には食べる2時間前に冷やすようにしたいなと思いました。
ポイントを押さえるだけでいつもの梨がランクアップ!
船昌青果店さんが教えてくれたおいしい梨の見分け方や保存方法などは、誰でも実践できるものばかり。
これからの季節、梨を手に取る機会が多くなると思います。そんな時は、今回ご紹介した技を試してみてくださいね!