無責任な夫…娘を任せたはずなのに…
出張先から夫に電話をかけ、娘にかわってほしいと言うと、夫はしどろもどろ。何かおかしいと思って問いただすと、仕事が忙しくてお世話ができないから、娘は義実家に預けたと言うのです。
それなら義実家に連絡すると私が言うと、夫は慌てて止めました。私の声を聞くと娘が寂しがるから連絡はしないようにと義母から言われたようです。それもそうだと納得し、1日でも早く仕事を終わらせ、娘を迎えにいこうと決意しました。
子どもを捨てた母親はいらない!
海外での業務を終え、予定より5日早い帰国が決まりました。娘に早く会いたくて、私は急いで帰路につきました。
しかし義母に連絡を入れると「子どもを捨てたくせに!」と怒っている様子……。たしかに長期の出張だったとは思いますが、そこまで言われるなんて心外です。
長く留守にしたことを詫び、事情を丁重に伝えても、義母は取り合ってくれません。「言い訳するな!」と義母は言います。よくよく話を聞くと、私が急にいなくなったと夫が泣きついてきたと言うのです。
誤解を解こうとするも、義母は聞く耳を持ちません。出張中、一度も電話をかけなかったことも裏目に出ているようで、大切な孫は渡さないと電話を切られてしまいました。
夫に連絡をしたとしても、おそらく今は仕事中……。とにかく義実家に向かうしかありません。
夫の嘘
急いで義実家を訪ねたものの、門前払いをくらった私。困り果てて、夫の会社に行くことにしました。
予定より早く帰国した私を見て、夫はびっくり! なぜこんなことになってしまったのかと問い詰めると、私の出張が決まったとき、1カ月間独身時代のように遊べると思い、嬉しくなったとのこと。飲み会はもちろん、週末の旅行や合コンまで、予定を詰めに詰めていたようです。
しかし、娘と留守番をすることになって夫はガックリ!しかし、楽しみにしていた予定をキャンセルしたくありません。そこで夫は、義実家に娘を預けようと考えたのでした。
問題は、なぜ「急にいなくなった」と嘘をついたのかということ。キツく問いただすと、そうでもしないと1カ月も娘を預かってもらえないと思ったと言います。
あまりにくだらない理由に、呆れてしまいました。
リフレッシュは大事!でも合コンは…
このままでは私と義両親の関係性がこじれたまま、娘も返してもらえません。夫から義母に説明をしてもらい、無事娘との再会を果たしたのでした。
義母は本当の話を聞いて、言葉を失くしています。「息抜きをしたいのであれば正直に相談してくれればよかったのに……」と嘆き、夫にキツく注意するとともに、私には丁寧に謝罪をしてくれました。
家に帰ってからは夫婦会議です。たまには羽を伸ばして遊びたいのはよくわかりますが。合コンはさすがに見逃せません。リフレッシュの方法はこれからしっかり話し合おうと思います。
子育て中、息抜きをしたくなるのは当然のこと。だからこそ、正直な気持ちを伝え、協力し合うことが大切です。
隠し事や嘘は、夫婦の亀裂を招きかねません。コミュニケーションの重要性を感じますね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。