認知症で足腰も弱っていた義母の母親
私が嫁いだときから義母の母親であるE子さんは認知症を患っており、さらに足腰が弱くトイレを失敗することがありました。嫁いだ当時、私は妊娠しており、勤めていた会社もすぐに辞めて専業主婦になりました。家では、家事のほかにE子さんのお世話をする毎日でした。
その後、私は出産をし、子どもを保育所に預けて少しずつ働けるようになったころ、E子さんの認知症はかなり進行しており、足腰も弱っていて自分の部屋の隣にあるトイレにも間に合わないほどでした。
実の娘は介護を拒否!?
トイレの失敗の後始末は、そのほとんどを私がおこなっていました。というのも、E子さんが2階にいる義母を呼んでも、義母は聞こえているのに無視していたからです。さらに、お風呂から出られなくなっているE子さんを介助することも多々ありました。
もう少し早めに対処していれば
それから月日が経ち、いろいろな事情があって私と元夫は別居後に離婚しました。私たちが別居したすぐあとにE子さんは老人ホームに入ったそうです。今思えば、私が仕事を再開したころに老人ホームに入れるべきだったのではと思います。
まとめ
人生で初めての介護が、自分の親でも義理の両親でもない人に対するもので、断ることもできない状況で本当に大変でした。でもそのおかげで、自分が老いたときは、すぐに老人ホームに入居したいなと思いました。また、自分の親に介護が必要になったときは、これまでの経験を生かして早め早めに対処していきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:伊達雅美/30代女性・主婦。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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