ズボンをはき替えた夜のハプニング
ある生理2日目の夜、寝る直前にトイレに行ったとき、ナプキンがずれてしまっていたようで、経血が漏れていました。パジャマのズボンにも経血がついており、私は慌てて着替えることに。
「まさか寝る前にこんなことになるなんて……」と落ち込み、着替えるのが面倒な気持ちになってしまいましたが、それでも新しいズボンにはき替えて、なんとか気持ちを落ち着けながらベッドに戻りました。
子どもの疑問に困惑した朝の会話
翌朝、子どもが目を覚ますと、私が前夜にはき替えたパジャマに気づきました。
子どもが寝る前に見た私のパジャマ姿は上下揃っていたのですが、子どもが寝たあとに、私はズボンだけはき替えたので、私のパジャマが上下揃っていないことを不思議に思ったようです。
そして、上下揃っていない私のパジャマ姿を見て、すぐさま「なんで違うズボンをはいているの?」と、疑問を口にしました。
小さな変化にも敏感で、普段と違うことがあるとすぐに気づく子ども。その無邪気な質問に、私はどう答えるべきか一瞬迷いました。
後悔…素直に言えなかった
どう答えるか迷ったものの、私は正直に事情を説明するのがなんとなく面倒に感じてしまい……。「いや、はき替えたんだよ」「ちょっと汚れちゃって」とだけ伝え、話題を変えようとしました。
子どもは私の返事を聞くと、「ふーん」と言い、不思議な顔をしたままではあったものの、それ以上質問してくることはありませんでした。
あとから振り返ると、素直に事情を話してもよかったのかもしれないと少し後悔が残ったのですが、あのときはどうしても正直に話す気持ちになれず……。
どこかで機会があれば、子どもに経血の仕組みや「あのとき、パジャマのズボンをはき替えた理由はね……」と正直に話すことができたら、と思います。
生理中は経血が漏れないかなどの心配事があり、気持ちも不安定になりやすく、予想もしない出来事に困惑しがちな私。ですが、この経験をもとに次は子どもにもきちんと生理について話せたら、と思っています。
著者:nanoka22/社会人として約10年働いたのち、現在は2児の30代ママ。コンテンツクリエイターとして、自身の経験をもとにした体験談や考えを執筆している。
イラスト:sawawa
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!